「パティ・オースティン」だぜ!?いいでしょ?!

 さてと、ちょいと久しぶりに、ディスコ・ナンバーというか、ダンス・ナンバーな名曲をば、なんだか忘れ去られている風のを聴いてみることにしました。

パティ・オースティンなんですけど。

ね? なんか、思い出してきませんか?>その時代に過ごされてた方!(^^;

わからんかい?
ほんじゃ、ちょうどYoutubeにアップされているみたいなので、早速リンクをチェキしてみてくださいませ。


Patti Austin - Do You Love Me ?

思えばこの曲、メロディ・ラインにはそれほどキャッチーなのがないんだよね。この辺りが、「ホット・スタッフ」とか「君の瞳に恋してる」と一線を画してしまったところなのかもしれない。

でもね、ギター小僧には涙ものだった筈。だって、ルカサーだもん、スティーヴ・ルカサー
この人の弾くフレーズが、なかなかの味を出しててね、それがかっこよくて印象に残ってるんですよ、私はね。



嗚呼、今聴いても其の辺のダンス・ナンバーとは違うなぁ。ウキウキだなー。あ、ダンス・ナンバーと言っては失礼か、ブラック・コンテンポラリーね、ブラコン。今じゃ殆ど死語。

西海岸系のカラッとした湿度の無いサウンド…というか、このキーボードの出だしイントロなんか、モロにその時代風味がきてますな。この「ブビババ♪」と鳴る音色。都会的というか、クールというか、なんかイチイチ背中を向けたかと思うとかっこよく振返る系というか。男性はジャケットを羽織っていないといけないというか。女性はレッグウォーマーが必須というか。

あ、思い出した。リアルタイムの当時の私は、こういったダンス・ミュージックっぽいのを激しく毛嫌いしていた。「尻軽ソング」とか言って揶揄してたもんだ。
…それが何時の頃からかちゃんと耳を傾けるようになった。どんな風にアレンジしてるんだろう?などと、かなり突っ込んで耳を傾けるようになった。ハード・ロックプログレに傾倒していた私にとって、大きな変化である。大人になったもんだ。。(^^;

パティ・オースティンって、中途半端にこの曲しか知らないと所謂ダンス・ポップ・ミュージック界の歌手なんて印象を持ってしまうかもしれませんけど、実体としてはもっと本気系のジャズとかR&B辺りが畑のようです。3〜4歳の頃に既に歌の世界にデビューしちゃってるってんだから凄いよね。しかも本気路線でだ。美空ひばり級だ。
実は、彼女の実力を堪能するには、アルバム「End of A Rainbow」あたりがよろしいようです。中でも「Say You Love Me」は名曲ですな。えーっと、なんだっけ、アーバン・ジャズなんたらとか言うジャンル。(そこんとこらへんは、あんまり詳しくない)

Patti Austin - Say You Love Me

最初にご紹介した曲のタイトルと、たった一語しか違わない曲(「Do」が「Say」になっただけ…おっと、疑問符のあるなしもあるか)。でも曲調は全く異なるんだよね。
こうなっちゃうともう、お洒落の極みっ♪
「ラヴィング・ユー」(違う人の曲だけど)とかも聴きたくなってきますな。(ジャンルも異なるやんっ!)(^^;

実はね(ここからはかなりコアな話です)、この曲ってのは、願わくばラジオリスナーにうってつけの素材だと思ってます。いわゆる中波のラジオの受信帯は決して音質は宜しくない。しかし、それをツールに音楽情報を収集していた我々のような世代には、音質の云々は次の次くらいの条件であったです。もちろん、良い音質で新しい楽曲に触れそれを録音できれば尚更に素晴らしいことであったでしょう。しかし、それはかなわぬ夢だったのです。
ほんで、その関係というかなんと言うか、結局は中波帯での「ラジオの音質」で新しいのも古いのも聞くことになっていたんですよ。
さて、この曲(Say You Love Me)は、実は、音質のあんまり良くない中波のラジオで聞くと、さらに効果倍増なんです!このあたりはわかる人にしかわかんないと思う。わかんない人、ごめんね。でも、そうなんだよ。個人的主観かもしれないけれど、これがまた(・∀・)んですわ!!
(あのね、今じゃ、こういう環境はないかもしれないんですけどね、例えば修学旅行。何泊かする修学旅行でね、ラジオの持ち込みなんてのは禁止されてるのに、持ってくるやつってきっといるじゃないですか。そう言う奴が必ず夜にラジオのスイッチを入れてそのまま眠っちゃったりするんだよ。ほんで、同じ部屋に寝ている皆がチューンされている局の放送を聞かされる羽目になるんだけど、そういう時にこういう洋楽がオンエアされたりするんだよね。ちょっとでも印象的なフレーズがあると思いっきり頭にインプットされます。ほんで結果的には、その時に耳にした曲に触れる度に当時のことを思い出したりすることにつながるんですよ。)私の場合は、小椋佳の「春なんだなぁ」なんですけど。あ、ごめんなさい、、うっちゃっておいてくださってけっこうっす。。。。

まぁ、ともかく、人によって好みは色々だと思いますが、まさに「Do You …」と「Say You …」の二曲は趣味・嗜好が分かれてしまうことでありましょう。

私はどっちも好きなのだ。

美しいものは何でも好きなのだ。

わははは!(一部例外規定ありね)。




余談です〜

Say You Love Me をようつべってたら、我らが原田知世先生が、この曲を歌っていることを今更ながらに知りました。いやぁ!すごいっ!まさにブレンディー!妙に感動しちゃったじゃないかっ♪

原田知世 - Say You Love Me

このひと、こう言うクール系の音楽は実に巧みだね。
今更ながらに再認識しちゃったよぅ!
日本ポップ界よ、いろんなところに目を向けなきゃいけないよっ!!!