「カーペンターズ」で二番目に好きな曲というと?

カーペンターズで有名になった名曲ってのはいくつもありますけどね、私が個人的にカーペンターズでいっちゃん好きなのは「Close to you」です。
この辺りは賛同していただける諸氏は多いかと思いますが、では二番目はなんでしょう?

「Yesteday once more」? いいえ。
「Superstar」? うーん、いいえ。
「Please Mr.Postman」? 確かにそれもいいっ。
「We've Only Just Begun」? わかるっ!確かにそれもいいっっ。
「Rainy Days And Mondays」? なぁるほど、そう言う選択もあるわね。
「Top of the World」? …考えたら、カーペンターズの曲ってヒットだらけじゃんけ。
・・・(中略)・・・

…えー、そんなんわけで、私の選んだナンバーツーは、
「I Won't Last A Day Without You」なのでした。わかるでしょ?
哀愁系で哀愁になりきらないプチ哀愁ってのがいいんだわ。歌詞を見ると結構ハッピーな内容っぽいんだけど、メロディラインが何故かしら能天気メジャーコードじゃないんだよね。こういうところが実に気分いい。
なんと言うか、両想い的な雰囲気ではあるけれどよくよく読んでみると何処にも相手方がこちらを好きとは言ってない。つまり、強烈な片思いというか、自己完結的に運命の人に出会えたと唄ってるようにも取れるんですよね。
そう考えちゃうとみぞおちにきますな(^^;;

この曲、提供者はポール・ウィリアムスさんで、結局、彼も歌ったりしております。
テンポとしてはポールの方が好みかも。

Paul Williams - I Won't Last A Day Without You

もっとも、カーペンターズによってヒットしたのは、カレンの声質とあのグループのアレンジの凄さが秀逸であったことは言うまでもありません。

The Carpenters - I Won't Last A Day Without You


ああ、やっぱり沁みるな〜



この曲、名曲なだけに、いろんな方がカバーしております。
あのバーバラ・ストライサンド先生も歌っております。

Barbra Streisand - I Won't Last A Day Without You

バーバラが歌うと、どんなポップスでもスクリーン・ミュージックになっちまうな。




そういや、むかーし昔ですが、男の子二人のユニットがありまして、えーっとなんだっけな、そうそう、「アンディとデビット」。この美少年ハーモニーは衝撃的だったさぁ。今頃どうしてるんだろうねぇ、あの二人。。
彼らもこの曲を歌っていたんだけど、ジョン・デンバー先生あたりにヒントを頂戴したようなアレンジ、そして、スライドっぽく弾いてるギター。後にゴダイゴの「僕のサラダ・ガール」に影響を与えたと私は思ったりしている。残念ながら、ミュージックリンクはないんだけど、ギルバート・オサリバンとか、ルパート・ホームズとか、シール&クロフツとか、アメリカとか、そういったタイプの米国黄金ポップス時代アレンジが最高だったこと、ピアノとベースが同時に盛り上がる雰囲気とか、初夏のごとくいちいち身体を包み込んでくる雰囲気、ほんでまぁまぁニクいハモリなんだなチクショウメ、こりゃお姉さんキラーだ。ってな印象を持っている。