日本酒飲んで、しびれて、酒のアテに耳に響かせたのがアートガーファンクル。

先般、花巻に行った折に買ってきた日本酒がある。(手ぶらでは帰らない私…笑)
ご当地的には有名な「七福神」ってのを一つ買ってきた。こいつの、大吟醸


ちょいと甘口ではありますが、かすかに広がる香りと切れ味が抜群なので、かなりソリッドに飲める秀逸な日本酒ですわ。
日本人、日本酒飲まずしてどうするっ!!
ここにこんなにうまい酒があるんだぞー! ってね。

…ふぅ、んまい。
まぁとにかく、私はご満悦なのだ。

同じ「七福神」でも純米酒を飲んだときは、普通に美味い程度であったのですが、大吟醸になったら、とたんにステージが上がってしまいました。

私、個人的には大吟醸ってのはあんまり好きではないんです。何故かというと、あの吟醸酒特有の吟醸香ってのが、甘たるくて、最初の一口はいけても、次に続かないんですよ。まして、何かをつまみながらとなると、食べ物と酒の主張が衝突してバランスが崩れてしまうんですわ。

しかし、今回の七福神はちょいと違ったね。
個性はしっかりしてるが、決して個体を主張してこないんです。さすが東北。
控えめにして、深み・ポリシーはバッチリなのだ。敬服の限り。


うん、こういう美味い酒を飲んでしまえば、聴きたい曲もいい雰囲気のを聴きたくなるのは必定ですよね。
今回選んだのは、アート・ガーファンクルでござんす!!


Rag Doll - Art Garfunkel


思うに、私はS&Gのポールサイモンよりか、アート・ガーファンクルの方が好みだったのかもしれない。


そりゃね、楽曲としてはポールの曲の方が圧倒的にインパクトがあるし、好きなものが多いんだけど。「冬の散歩道」、「アイ・アム・ア・ロック」、「明日にかける橋」等はすべてポール・サイモンの楽曲だもんね。

それでもやはりこういう曲に出会うと、根底から覆されてしまうんですよ。

メロディとか歌詞とかも大切です。ええ、ええ、大切です。

しかし、それより増して声質とか、アレンジの雰囲気とかは強力な説得力を誇るのであります。

気分いいなー…