ユリカモメが何処かに行っちまったっす。

いつの間にか、近所の池にいたユリカモメ達は何処かに行っちまった。
12月位には各杭に一羽のペースでたむろっていたのに、何も告げずに何処かに行っちゃうんだもんな。全くつれないやつらだ。

ユリカモメ君たちは、非常に面白い。
何が面白いって、パンとかを千切って空中に放り投げると、空中キャッチしてくれるのだ。で、一羽でもそういう事をすると、とたんに集まってきて「俺にもパンをくれー!」「くれー!くれー!」とギャワギャワ煩くなる。

ハトやらスズメやらは、地面にポトリと落ちたのを突いて食べるスタイルだが、ユリカモメ君たちは空中キャッチが基本。集まってくると目の前でホバリングしながら、こっちをジーッと見ているのだ。パンを投げる機会を伺っている。。
期待に沿って投げてやれば更に集合体は増大する。
これが結構圧巻で楽しいです♪

そのユリカモメ君たちが何処かに行ってしまった。

また次の冬が来るまで、見かけることはないんだろうな。

(ちぇっ、パン持ってきたのに…。)

そう思って、空中キャッチする相手もないまま、パンを千切って放り投げて遊んでいた。
池のカモたちは、空を切って水面に落ちたパンを我先にと競いながら「グワッグワッ!」とか喋りながら(競いながら?)食っている。

…と、その時、

一羽の鳥が「ッピー!」とか言いながら、空中キャッチしてパンを持っていきやがった。

<なにやつっ!!>

木の枝にとまった、その鳥類。見覚えあり。

ヒヨヒヨのヒヨドリだ!

あの、いつもボサボサヘアーにしている、今時の若いリーマンを気取ったヒヨドリだ。
いや、今時の連中がそういうヘアスタイルをする以前から彼らはそうしていたのだから、今時の連中がヒヨドリを真似ていると言っても過言ではなかろう。

201202hiyodori.jpgまことに相変わらずとんがっていやがる。

しかもその内、「彼」は「彼ら」になった。
群れになって私の前を飛び交い始めたではないか。


…こいつぁ面白い♪


またぞろ空中キャッチゲームで遊んでくれる生命体が増えたぞ。

そんなわけでちょっと嬉しくなった私でした。(^^;