夢を見た


あー、みなさん、こんにちは。
人生、感謝の気持ちを忘れずに、正しき事を正しく行い、緩衝剤は「上の空」をモットーに生きてるのんきです。


また夢を見ました。でも今回は(ってか毎回だけれど)異色でした。
…今まで色んな夢を見てきたけど、一夢に三件も神社仏閣を参拝したというのは初めてなんじゃないかなー?


・・・


最初、私は都内で最も大きな神社とされるところに出向いたです。具体的な名称は聞いたのだけれど忘れてしまいました。
とにかくその敷地は非常に広かったと思う。
その神社、何やら例大祭を執り行われている時にお邪魔したようで、出店も結構並んでいた。にぎわいがひとしおなのだ。


「その神社」は空気感が突き抜けていた。強烈に突き抜けている。何と言うか、心のモヤモヤのようなものが一気にすっきりしてしまうような「場」。
しかも、本殿だけではなく付属の施設も荘厳な雰囲気。
朱の鮮やかさが鮮明だったり、空に向かって凛と柱などが建っている。
ここで詔を挙げると自身が清められると言う。疑いようがない程だった。


帰り道、どうしてもその神社の名前を思い出せなくなった。
「今、行ってきた神社は、何と言う神社だったのでしょう?」この質問を同じ道を歩いている人に尋ねた。
「○○神社。」答えてもらったのだが、よく聞き取れない。もう一度聞きかえすと、
「○○神社!」と言われた。やはりよく聞き取れない。
さすがにもう一度聞きかえすのは憚られたので、東京神社庁に電話して確認することにした。
しかし、答えを受けたがこれまたどうもよく聞き取れない。


…しかたがない。
私は、帰ってきた道を戻り、再びその神社に行くことにしました。


(おや?)


道中、今度は大きな仏閣が「どんっ!」と道沿いに存在していることに気がついた。
立て看板には『神格化した仏閣として珍しいところである。』とあるが、門が閉ざされていて頑なに来場者を拒むような気配が満ちている。ヘンだ。おかしい。
私は閉っている門の隙間から身体を滑り込ませ、何とか中に入り込んでみることにした。


敷地内は苔むしていた。
ところどころクモの巣が張っている。
左手の入り口付近に巨大な「仏頭」が横たわっていた。
大人の背丈の5倍はありそうな頭部のみが転がっている。


本堂の脇にはこれまた巨大な石造りの像が二つ並んでいる。
二つとも馬にまたがった戦士のようなもの。
一つは顔が古墳時代土偶のよう。
もう一つは身体は人間だが、首から上が馬のような像だ。
この二つの像、これもまた大人の背丈の3倍はあろうかというようなものだった。


よく見ればそのまた奥にも仏頭が。。。いずれにしても奇怪すぎる。
それらの大きさに圧倒されつつ、今度は本堂を眺める。


日陰の部分が多く、全体的に暗い。
しかし、建造物自体は物凄く巨大で重厚だ。


・・・・・・!


その静けさと視覚的凶暴性で、私の背筋は凍りついた。
これはお参りどころではない。


そう直感して、踵を返し外に出ようとする私。
その時、仏頭の目が鈍く光り出した。


「う、うわぁっ!」


境内を走り、門をよじ登って飛び越え、何とか大通りに出て、神社に向かってまっしぐらに走るっ。



(何とかしてこの恐怖感をリセットしなければ!)



ぜーぜー息を切らす。
早く当初の神社に早く行こう!寄り道なんかするからこうなるんだ。


すると、道中、今度はお坊さんたちのお経が響いてきた。


なんだ? どこからだ??


見れば、通り沿いにこれまた大きな寺があるではないか。


成田山新勝寺」とある。


ちょいと自分の郷愁に駆られるものがあって(成田市出身のんき)立ち寄ることにした。
参道が既にお経で響き渡っている。
さっきの静かすぎる仏閣とは対照的じゃ。


それにしてもお経が響きすぎる。
蝉時雨のごとく私に降りかかってくる。


…音の洪水だ!
この音の氾濫は半端じゃない、鼓膜がおかしくなりそうだっ!!




…で、目が覚めた。




ちょっと何だか、何処かにお参りに行かなければいけない思いに駆られた私です。




先ずは、夢に見た巨大な神社とは、実在するのだろうか?
でっかいんだから「武蔵の国の一宮」ってことだろうね。それは何処なのかを調べてみましたら、昔の一宮は多摩市にある小野神社で、戦国時代以降は埼玉の氷川神社であるようだ。
夢では東京23区内のイメージがあった。なので、それではないらしい。。


そこで東京都内で最も大きな神社はどこかと調べた。深川の富岡八幡様らしい。
ん?
隣に成田山深川不動様があるではないか。
謎のおっかない仏閣はエンカウントしたくないが、なにやらその地にイメージが重なる気になってきた。
でも、富岡八幡様って、行ったことがあるんですけど、夢に見たイメージとは大分異なるんです。


じゃぁ、夢で見た神社って、一体何処なんだろう? ただの想像の産物なのかなぁ?



今回の夢は、妙に後に引っ張られるものがありましたとさ。
(「上の空」モードでTHRUしたい部分もある…苦笑)