スタンダードな腕時計を買った。


久しぶりに腕時計を買った。
かなりスタンダードなのを買った。
10年ぶりくらい。


…ここのところ、腕時計に対して余りモチベーションが無かった。
ここにきて何だか急に欲しくなってしまい、そしたら一気に行動に出てしまったさ。


思えば、昔は腕時計にはステータスを感じるところがあって、「今はちゃらいのしてるけど、ミドルエイジになったら高級なのをつけたいな!」なぁんて思ったりしてたもんだっけ。高額物件を身につけるというのが中々ハクイ(古跡語)というわけ。
あの時の気持ちは一体何だったのだろう?
実用主義に走ったら、腕時計にン十万円も落とすのは「もったいない」の発想に切り替わってしまったなぁ。


以来、自分の付けている腕時計の最安値は105円で、最高値は数万円と言う歴史を刻むに至る。その最高値の数万円の腕時計を買ったのがおよそ10年くらい前の事。
あの時は、なんでその腕時計を買ったんだろう?…忘れちったけど、多分今回の気分と同じなんだろうと思う。


「なんか、いーの、欲しい。」 


これです。


こんな気分になる時が、人生やっているとたまに唐突に襲ってくる。
とは言え、だからと言ってン十万円クラスのを買おうとまでは踏ん切りがつかない。
欲しくないわけではないけどね。 二歩下がる。




一方、


「このレンズの描写力は、使った人じゃないと分かりません。」


そういう殺し文句で、ン十万円もするカメラの交換レンズがどうしても欲しくなった時があった。が、あの時は先立つものが無くて断念した。もし先立つものがあったら一気にBUYしてたであろう。


そういう「欲しくて欲しくてもんどり打つ」ってのが、幸い、腕時計に対しては存在しない私。よかった。(今のところ)


カメラの魅力と言うか魔力に対しては、最近心の中では「凪」である。
こやつのエナジーが鎌首をもたげてくると、これまた始末に負えない。
じっとしてて下さいね。。。



ところで、電車に乗ってて気づいたんだけど、腕時計人口、何気に少なくなってきている気がした。ケータイの普及と関係してるのかもしれませんなー。