新しいシステムが必要な時期に来たのかもしれません

20110403sakura.JPG 被災地の方々の苦労は計り知れないものがあると思います、物理的にも精神的にも苦痛の極みだと思います。とりわけ小さな子供たちの心に、今回の災害がどれだけの衝撃を植え付けてしまったのかと思うと、言葉を失います。
子供たちに明るい未来を誘導するのは、大人の一つの役目でもあります。
大人、日本中の大人、世界中の大人が子供たちに明るい将来を導いてあげられるよう、正しく引き継いでいけるようになれたらいいなと思います。


原発の事故。
今回の災害で感じました。
心の充足が何より大事であるということ。
自然の秩序を蹂躙してまで人間が暴走してはならないということを感じました。
プルトニウムなどという、およそフツーありえへん物質を作ってまで大量にサービスを供給する必要があるのかと。
大量生産・大量消費の世界は絵空事の架空の充足であると。
もういい加減、GDPやらなんとやらで勝った負けた言ってる場合じゃないって。
そんなのは表向きの豊かさであって、しかも何かの犠牲の上に成立している豊かさだし。
経済力が満たされると、生活が豊かになり、人も豊かになる?
それは間違いであることに気付く時期に来たのだと思います。
犠牲の上に成立する「豊かさ」なんてのは、本来あるべき「豊かさ」の姿じゃないもんね。


そうじゃない方法で、考え方で、生活の仕方で、いくらでも人の心は豊かになれると思う。
心が豊かになれば、必要以上の供給なんかなくたって充足できる。
そこには「経済的な成長」という尺度ではない「成長」が基準になってくる。
日本のシステムを再構築しなければならなくなった今、同じことの繰り返しではなく、新しいシステムを作り上げる時期に来たのだと思う。



願わくば、一日も早い復興を、素晴らしき復興と日本の再生を。


オフコース」というグループの初期〜中期の作品に「憂き世に」というのがあります。(歌詞はこちらで)


これ、世の中を憂いている曲なんだけど、最後のフレーズがとても心打たれます。


『人をいたわる思いやりが 少しでもあれば
この世を 嘆くこともないのに』


「思いやり」って、とても大切なことですよね。