カイロプラクティックの試み…etc

2011hashi.JPG 実は、私、あの東北関東大震災の日、生まれて初めてのカイロプラクティックの治療に行く予定でした。


ちなみに予約時間は15:30。


ご存知の通り、震災発生は14:50辺り。


思いっきり揺れまくって、動揺して、揺れが落ち着いた頃、突然私の携帯のアラームが鳴ったです。


「ピーッ!!ピーッ!ピーッ!!」


(うわ!、またぞろ緊急地震速報エリアメールか!?・・・今度はどこの震源のどんなやつだ!?)



【ところで、この緊急の警報メールなんだけど、時々肩透かしを食らう時が多い。
逆に、今回のような本震での警報メールは届くことはなかったりして・・・当局はまだ試行錯誤中なんかな?】


アラームが鳴った私の携帯に社員の視線が集中した。そりゃそうだ、あれだけひどい揺れの後の事前アラームみたいなやつだ。戦慄しないはずがない。


「私の携帯にはアラーム来てないよ!」


「俺のも来てないよ、通信会社の違いなのかな?」


いろんな意見が私に浴びせられた。


で、携帯の画面を確認した私。


『○○カイロププラクティックセンター、予約時間20分前、準備せよ』


いやぁ、自分が設定したマイ・アラームでした。
サイテーのタイミングだな。


「で、何のアラームですかっ!?」


周りの社員たちが注目する。


私「・・・カイロ(ぼそり)」


皆さん「ぇ!?」


私「・・・断っておこうっと!」


何食わぬ顔を通したものの、冷めた視線、ぬるい笑いを集めたのは言うまでもない。
しかも、電話つながらないし。




翌日、私はそのカイロの先生のところに改めて連絡し、
「昨日はすみませんでした、ドタキャンになってしまい…」と言ったら、
「あれはキャンセルのレベルを超越してましたから、何とも思ってませんよ、明日にでもいらっしゃいますか?」と、優しい応対を受けた。妙に嬉しかった。



ちなみに、震災の日の夜にも、大切な食事会の予定を入れていたのだが、お店へ電話が通じなくて、結局、現象面としては「無断欠席」となってしまった。それがどうしても気になって、自宅まで徒歩で帰る道々、機会あるごとに電話してたんだけど、偶然にも22:00くらいにそのお店に連絡を取ることができた。
「あ、すみません、今日そちらに予約していたものですが、申し訳ございません、行くことができませんでした。」と、言いましたところ、
「いやいや、こういう状況でしたものね、わざわざお電話頂くまでもありませんよ。仕方なかったですね・・・っと申しますか、本日は火器を使えませんでしたから、来られてもご期待に添えなかったかと思います。」かようなご回答を頂戴した。
「じゃぁ、仕切り直しでいいですか?」
「どうぞ!4月の2週目くらいの週末でしたらお時間を取りますよ、如何でしょう?」
「ぜひ!!」
「それではその日に。。。心よりお待ち申し上げております。」
ありがたい。
実はこのお店、予約も難しいし、予約当日には、『今日本当に来るかどうか』の再確認コールがある。これでNGになると、多分、以降の出入りはハンディを背負うことになるやもしれん。
くしくもこの日も15:00ちょうど位に「本日いらっしゃいますよね!?」の念押しコールを受けていた。災害はその直後の出来事だった。
(ちなみに、同席される予定の相手方の確たるスケジュールはつかんでいないので、見込発進的に予約を放り込んでしまってるんで、ちょっとドキドキしているです…)




おっと、話をカイロに戻したいと思います。


私は、昔から肩こり・首こりが激しいです。
猫背だし。。。
そして昨年、とうとう腰に来た。ギックリ腰は過去に何度か経験しているのだが、今回はいよいよ『椎間板ヘルニア』なのである。とにかく「歩く」とかよりも、「じっと立っている」なんてのがしんどい状況になってきていたです。


当初、近場の整形外科にお世話になっていたんだけど、これが中々按配がよろしくありませんで、違う整形外科とか、マッサージ屋さんを渡り歩いていたんだけど・・・気持ちがいいのは治療している最中だけだったりするんですよね。治療が終わると一気に元に戻ってしまうことも度々。。。


そして、今度は針治療とかを試みることにしました。
実はこれが結構良かった。先生のご紹介から、日々「黒酢」も服用するようにしたのがよかったのかもしれない。
日々のプログラムにはストレッチなども取り入れて、大分按配がよくなってきたんだけど、もう一声!何かが欲しい気もしていた。。。


そんなある日、とある情報から、会社の結構近くに素晴らしいカイロプラクティックの先生がいらっしゃるということを耳にした。
初診料で1万円以上。2回目以降毎回6千円くらい。。一回の治療は10分から15分程度で、5〜10回のトライアルで、確実に変化を実感できるという。さぁ、10万円近くを投入できるか!?なのだが、辛い不愉快さにはかなわない。
「よし!これも何かの縁!…行ってみよう!」と決心した日が大震災でした。


けど、もう一度気持ちを入れ替えて再度チャレンジすることに。


結論から申しますと、初回の診療で確かに物凄い変化を実感することはできたのですが、やはり翌日になると元に戻ってしまったような印象があります。
もっとも、当初から「一回の治療で完治することはありません」と言われていたので、当然と言えば当然なんだけど、さぁ、今度は二度目の治療である。なるべく期間を空けないで通った方がよいと言うので、明日足を運ぶつもりです。どういう風に変化していくか、気がつくことが出て参りましたらまたぞろ記事りたいと思うです。


初回の治療では、骨の並びと、筋緊張ポイントの確認、そしてマッサージして筋肉の張りを一旦ほぐし、そのあとでポイントとなる個所(私の場合は左右に3か所ずつ、合計6か所)を「ゴキンッ!」とやられます。


「ここら辺りですね…(『ぐっ、ぐっ』と指で押す)」


「い・・・いてててて!、は、はい、そのあたりが強烈です。」


「では、矯正しますね・・・ゆっくり息を吸って〜、吐いて〜、『ゴキンッ!』」


「ウゲッ!・・・ふぅ。」


まぁ、そういうやり取りの繰り返しでござんした。@余震中




追伸;
ここの所、民放でのCMはACのが俄然多くなってきている印象がある。
一般的なメーカー広告はこういう状況ですから、良心的にも打ちづらいでありましょう。なのでよくわかるのだが、そこに登場してきている此度のAC(公共広告機構)のCM群。
眺めていたら、実にタイムリーなメッセージを発しているように感じてます。


追伸2;
皆さんお気づきだったかどうかは不明ですが、震災発生から数日間は、各新聞社の新聞のページ数が異様に少なく、かつ、企業広告がほとんどなかったのをご存知でしょうか?
広告代理店の方に教えていただいたのですが、これはまれにみる異常事態で、発信すべき情報は無茶苦茶多く、その一方、こういう状況なので一般的な広告を差し控えたいという要望が一方であり、でも、広告収入で成立する新聞社、広告を打たないわけにはいかない・・・でも、伝えたい情報が多すぎる。
この状況で更なる大きなハードルが発生したのだそうです。
紙の供給量が確保できない。
これが最大のネックとなって、企業広告後回しの情報優先パターンに繋がっていったそうです。少ない紙面でも広告だけは確保しようとするスタンスだったら、当該新聞社を嫌いになっていただろうと思うです>我


追伸3;
物凄くシロウト考えで申し訳ないんだけど。
灯油が足りなくて被災地では大変な苦労を強いられているというニュースを見ました。
ほんの些細なことで申し訳ないんだけど、SOS発信各地に段ボール一杯に「ホカロン」とかを詰め込んで、ヘリで巡回しながら落としていく・・・なんてことは出来ないんだろうか?ほんのささやかではあるけれど、フォローになるんじゃないだろうか?
そんなことを思いました。