ヤードバーズの漫遊がロケッツで紅茶になった凄さ
あまりにも有名な話なので、今更ここで書くまでもないことなんだけど、なんか、今、書きたい気分なのでブログります。
この曲、モトネタって「ストロール・オン」じゃないですか。でも、そこにあまりに強烈な歌詞をぶつけてきたので、「レモンティー」は「レモンティー」として認めちゃう人が多かったはず。そういうのって、他のカバーやってるバンドには中々ないことだよね。
シーナ&ロケッツってのは、そこからしてもう、とんがりまくってたと思う。最初、鮎川さんの写真見たときは、「エルヴィス・コステロ」をリスペクトしてらっしゃるんかな?なぁんて思ってたんだけど、年齢的にそれはないな。
コード・ワークのカッティングの妙技やら、ステージングの荒々しさなど、鮎川さんのプレイには何とも魅力のある華があると思ったものだ。
シーナもかっちょよい。個人的にはアン・ルイスと同格的に好きである。時々、この人の歌を「おうやんふぃふぃ」辺りが歌ってもサマになるかもしれないと思ったり。。(あ、これ、あくまでも個人的評価の話です)
ちょっと脱線するけど、ふぃふぃさんがメタル歌うと、結構かっこいいんですよ。いつだったかTVで、そういう企画でふぃふぃさんがシャウトしているシーンを見たことがあるんだけど、それはそれでむっちゃくちゃかっこよかったっけ。なんか、バックで日本国旗がはためいているってのも印象深かったし。
では、ストロール・オンについて、レモンティーと比較してみましょう。
The Yardbirds - Stroll On (Jeff Beck & Jimmy Page 1966)
いやぁ、ストロール・オンだ。これは、これで、これだ!(なんだかなー)
映画からのワン・シーン(何の映画なんだろう?)だけど、ベックのアンプの調子が悪くて怒るところがまんざら演技だけでもないような気がする。ありゃ、本気だな。
で、ベックが怒っているのを遠目で見てるのか見てないのか、ジミーがほくそ笑んでいるところが「仲が悪い」という印象ばっちりですわな。うひー。
ともかくキレたベック、ジミ・ヘンよろしく「壊し屋」に変身したのには驚いた。
それにしても、オーディエンスが寡黙なのが恐ろしい。
ま、最後の方で、ベックの壊したギターに群がるから、そこでやっと「ほっ」とするんだけど、そこに至るまでは、ウルトラセブンの「第四惑星」を思わせる不気味さが漂う。
ある種、超SFだな。
ともかく、私はシーナ&ロケッツの「レモンティー」は好きだし、ヤードバーズの「ストロール・オン」も好きです。
ジミー・ペイジも好きだし、ジェフ・ベックも好きです。
わはははは♪
良いものは良い。
ペイジとベック・・・喧嘩したかったら勝手にヤッテロー(笑)、でも、どっちも評価してるかんね♪
仲直りして音楽に棘が無くなるようなら、ずっと喧嘩しながらお互いにエッジの効いたのを世に送り込んでくださいませ〜(不謹慎か)。
でもね、リスナーは、生ぬるいのをそちらさまサイドには決して求めてはいないと思うのですよ、はい。