「おかあさんといっしょ」で起用される曲のターゲットは?(^^;

 先日の日曜日(あれ?土曜日だったか?まぁいいや)の寒い朝。何気に教育テレビを眺めていたら往年の長寿番組「おかあさんといっしょ」が放映されていた。長寿番組と言っても、レギュラーの面々は世代交代が著しい。従前のレギュラー陣は民放などにお目見えしている(はいだしょうこさん、ひろみちお兄さん等)ので、なんとはなしに見知っているつもりだったが、現在のメンバーはこの番組をちゃんと観ていないと分かんないわ。。


 歌のお兄さん・お姉さん、体操のお兄さん・お姉さん、以上合計4人と、かぶり物系不思議キャラ数体で構成される「おかあさんといっしょ」。
今も昔も、歌って・踊って・クイズしての3拍子は基本形。でも、歌の内容や踊りの内容が、かなり変化していることに驚きを隠せない。


 自分が「おかあさんといっしょ」を見ていた頃は・・・って、「みんなのうた」と記憶がごっちゃだし、おっと、「ピンポンパン」「ロンパールーム」とかもごっちゃだから、民放も国営もひっくるめての感想になってしまうけど(そういや、民放の子供向け番組ってなくなっちまったな・・・)、現代のそれは著しく音楽のピッチは速くなり、メロディも複雑さを増してきているように感じる。


 もっとも、昭和の「鉄腕アトム」のTV版オープニングが、「子供たちには難度が高すぎる」と当時の番組制作スタッフは、重鎮・スポンサーからクレームを受けてたのは有名な話。で、いざ、クレーム対処をしないまま放映したところ、しっかり子供たちに浸透しちまったってのも有名な話だ。
 音感は、時代とともに進化しているのだろう。


 驚きのレベルがさらに高いのは体操のレベルである。身体能力が落ちてきていると叫ばれて久しい日本の子供たち・・・実際のところはどうなってるのか知らないし、小学校中学校の学生の身体能力の話ではなく、ここでは幼児向け番組での身体能力の話なんですけどね。とにかく、真似る水準が高い!


 ってか、こういう踊りとか歌を採用することに戸惑いはなかったのかと、鉄腕アトム時代の重鎮的なことを私も思ったりしてしまった。。。


いかんなぁ、なめちゃいけませんな。


子供たちは能力の宝庫なんだよね。


応援したかないけど(笑)、とりあえずはエールを送ってみることにしようかね(^^;


がんばれよ、若ぇの!(って、相手が幼児じゃ表現的に「若すぎ」かっ!)




さてと、この番組で、昔流れていた印象深い曲をば。。。


サラダでラップ

好きだったなー(笑)


この曲は、お母さんと一緒のラインナップでもかなり異色の作品だったと思う。
カシオペアを連想させるようなサウンド、ことさらベースのスラッピングやらキーボードの音色、キメとか和音構成が80年代しているのが興味深い。しかも、主旋律の最後の音がいわゆる「解決音」になっていないところもツウ好みな仕上がり。


『子供向け的な曲じゃないな』と、おじさんな私は思ったりしたのですわ。


この曲、おおむねターゲットを子供に向けながらも、その実、親の世代を意識していたに違いないと思うね♪


公共放送って、時々変な視聴率の取り方ってのがあると思う。