雑踏の中で聴く「Tame Impala」

1003gaoka.JPG 宵の口、都内某所の雑然としたところを歩いてたら、何だか、頭の中で物凄く古ーいサウンドを流してしまった。


 街中では、街頭スピーカーやら、オープンテラスの店の中から、最近のヒット系、もしくは店のコンセプトを象徴したいのかヒップホップ系とかが入り乱れて流れ聞こえてくる。


 そういうのに取り囲まれてしまうと、どうやら私は自分の中で、もっとも異質のものを引っ張り出してきては、勝手に口ずさみ、ミスマッチを楽しんでみたくなるようだ。


・・・


あ、なんだ、やっぱり自分は今でも天邪鬼なんじゃん!・・・(笑)




「Tame Impala」と書いて「ターム・インパラ」と読みます。
オーストラリアの人気レーベルModular所属のスリー・ピースのロック・バンドだ。このバンド、『最近のバンド』のクセに、やってる音楽は何処からどう聴いても時代錯誤のサイケデリック・ブルース。コーラスのセンスなんか「クリーム」とか「ザ・バーズ」辺りを彷彿とさせるのである。この辺りが都内某所を歩く時には似合っているような気がするんですよねー。


Tame Impala - Half Full Glass Of Wine


どう考えたって、このバンドの狙っている時代は60年代のそれでありまするな。以前書いた「アネクドテン」を連想させてくれるものがあるでした。