夢の中の居住空間
まるで記憶にはないのだけれど、夢の世界では確実に何度も登場するシーンというものがある。そのひとつが私の場合「下宿先」というもの。自宅ではなくて「間借りしている」…ってのもなんだが、とにかく寄り合い所帯の家屋の一室になっている所だ。
実際、今までに私は何度か引越しを経験しているが、不思議なことにこの「夢の中に登場する家」という間取りの家屋に似たような所には一度も経験がない。
で、その夢のパターンとしては2種類の家があって、最近時々そのうちのひとつが舞台として夢が展開するのである。
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私が「その家」に住むようになったのは、それまで住んでいたところが取り壊されるか、何らかの理由があって、急遽その家を紹介されたことが発端。
その場所は、今の住まいから路地をちょっと入ったところにあって、玄関は小さく、木造の二階建ての二階部分を借りることになっている。
家屋に面して広場がある。そこで何をすると言うものではないのだが、その広場を横切って間借りの部屋へ足を運ぶと言うシーンがやたらと印象的なのだ。
で、その私が夢の中で借りている部屋と言うのは、構造が狭いということもあってか、何故か二部屋分をぶち抜いて一世帯としている。
この建物の中には何世帯かの家族だか独身だかが住んでいるのだが、同居人とはこれまた何故かニアミスどころか、すれ違ったこともない。
にもかかわらず、隣の部屋(別世帯)の「中」は知っている私。プラモデルとか色んなモノ(アイテム)が所狭しと置いてあって、脚の踏み場もない始末になっているのだ。
二階に上がると廊下があって、向かって左側が各世帯の入り口になっている。右側は壁一枚で部屋は存在していない。そこには小さい窓が並んでいて、方位としては西向き。私が部屋に戻ってくる頃は何故か夕方が多く、常に廊下に西日が射している。廊下の西向き窓から外を眺めると煙突が見える。その煙突は工場のものなのか、銭湯のものなのか定かではない。
私の間借りしている部屋への来客は何人か存在する。その来客は女性であったり、男性であったり、様々なんだけど、これがまた私の実生活においては全く知らない人たちばかり。同居人ではないので、「外」の生活の中で親しくしている人たちばかりなのであろう。でも、夢から醒めて我に返って、夢の余韻を反芻してみると、どこをどうしてもやっぱり実生活上では記憶に無い人たちばかりなんだ。
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こうやって文章にしてみると、かなりディテールをしっかりと覚えている。ビックリだね。
夢判断の話をここで展開するつもりはないけど、あまりにも具体的な内容の夢を反復して見るという経験は、私だけのことではないと思う。デジャヴなのかどうかも定かではない。
ただはっきり言えることは、もしこれが私にとってのデジャヴだとすると、今現在「借家住まい」の私は、これまた将来にも別の家で「借家住まい」をするということになってしまうのではないかえ?
しかも、それ程生活水準は高いものとはお世辞にも言えないみたいだし。それってば、寂しい。。
何とかしてゴージャスな暮らしの夢を見たいと思うのだが、思うように夢はやってこないものでして。
訓練すればそれも可能と言われているが、訓練積む気ないし(^^;
うーむ、である。