オノマトペがあまり得意ではないのだけれど、僕的にはこう聞こえる。
「ギーーーヨ、ギーーーヨッ、ギヨギヨッ!」


 最近、朝の起床が4時位になってきて、充分におっさん力がついて来たと感動しているんだけど、おトイレ目覚めをしてるわけではないぞ。そりゃ肩こり腰痛の鈍痛で目が覚める傾向はあるけど、一番の原因は周りの音に敏感になってきたということなんですね(と思ってる)。


 その最右翼はカラス。ちょうど4時辺りから寝ぐらから出てきて、近所の電柱に止まり、遠くの仲間と「カァー、カァー!」と交信をするのだ。概ね、食料調達先でも検討しているのであろう。時々「クヮルル!」とか「カッカッカッ!」とか人をおちょくっているような声を響かせるもんだから、イライラしてきて起床となる我。
 そこに最近新たなメンバーが加わってきた。それが「ギーーーヨ、ギーーーヨッ、ギヨギヨッ」だ。下品で「通る」声。ちゃんと歌えたらボーカリスト向き。オルタナ系ってとこか、いやそういうことじゃない。
その正体は一体何だろうか?と、声がするたんびに外を見てたんだが、ようやっと今朝ほど捕捉した。


大きさとしては、雀が巨大化したというか、ハトがスリムになったかの様な寸法。
意外とボディは青系の綺麗な羽を有しており、尻尾が結構長い。頭部は黒のフルメット。ぱっと見た感じでは小奇麗な鳥だと思うんだけど、鳴くと何でああも品位を落としてしまうんか。黙ってりゃ、結構モテるだろうに。

 画像をPCで確認しながら、ネットで検索したら「オナガ」という鳥であることが判明。
なぁんだオナガか、知ってるぞ…って、今まで姿形を知らんかったし(苦笑)。
本州東側付近に常駐してる鳥だったんですね。
見た目はどっかの南国から逃げてきたやつかと思ってたけど、外来種ではどうやらなさそうだ。





「スズメ目カラス科」とあった。

スズメ?カラス?どっち側なんね!?






それはそうと、ネット上でオナガを調べると、その鳴き声のことを「ギェーーー!」とか「ギャーーース!」「ゲーーーヨ!」と、まぁまぁ散々な言われようだ。
まぁ、わかるけどね、ちょっと哀れになってきた。








姿形をテーマにした「みにくいあひるの子」なんて童話があるけれど、声をテーマにしたオナガの童話の一本くらいあってもいいような気がしてきた。
「うるさい青い鳥」みたいな。
けど、どうやったらハッピーエンドになるんか? よくわからない。