偶然「サザエさん」をTVで観た。かなり久々。そりゃ、波平さんの声優が変わったこととかは知ってたし、そういう瞬間瞬間でチラ観はしてたんだけど「しっかり観」をしたのは久し振りだった。あまりに久し振りだったので、波平さんはおろかカツオやワカメまで声が変わってて驚いた。でも、主人公サザエさんはまんまだったし、タラ「でしゅ」、イクラ「ハーイ」、タマ不自然「にゃーご」は往年のままだったので妙な安心感はあった。
そして、エンディングソング。嗚呼…『サザエさんシンドローム』にどっぷり浸かってた頃を思い出した上に、今もシンドロームってる自分に戦慄した。『明日から学校、いやだ〜』の「学校」部分が「会社」になった位の変化やんけ。凹むなー。

大体、何であの曲は人をブルーにするのか?
ちょっと癪だったのでメロディやらコードを拾ってみた。そしたら、キーがGメジャー。歌詞にしたって「楽しいハイキング〜♪」とか「サザエさんは愉快だな〜♪」と嬉しそげなフレーズ。プラス要因で作られている楽曲ではないか。
でも、私には悲しく聞こえるぞ、うーむ。どの部分がそうさせるのか吟味してみた。ら、二箇所、キモがあることに気付いた。
ひとつは「今日は楽しい〜♪」の二回目のリフレイン部。音楽的な用語で言うとオーギュメントっちゅうやつですな。和音構成の一つが半音上がるの。これが私の中では不安定感を増長してしまうようだ。
二つ目は「ほ〜らほ〜ら〜、みんなの〜♪」の「みんなの〜」のとこ。Bm。悲しい和音。「みんなの〜♪」が悲しい。かなり悲しく聞こえちゃったもんだからその後で「サザエさんは愉快だな〜」と言われても、ちっとも愉快くない。「本当にそうか?」と突っ込みたくなってしまうのだ。
自己分析終わり。

げ!クレジット見たら、作曲が筒美京平先生っ!
でぇっ!失礼しました。先生の「ブルー・ライト・ヨコハマ」「私の彼は左利き」等は名曲と思っております(^^;