宇野千代 『行動することが生きることである』
行動することが生きることである 生き方についての343の知恵 (集英社文庫)
- 作者: 宇野千代
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/31
- メディア: Kindle版
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中に書かれている事柄のいくつかは、私の心の中でもかねてから思っていたことなんだけど、中々実践できずにきていました。このタイミングでこの本を読み、改めて思い知らされた次第。
『おかしなことだが、人間は心配すると心配した通りになる。』
『人間はたった一人で生きているのではない。いつでも、人の中に混じって生きているのだから、相手を意識から外して、生きていくわけにはいかない。これが、人間が人間であると言う証拠なのではあるまいか。』
『人生で一番面白いのは、事実では真っ赤な嘘であったことが、心理的にはほんとうであった、そう言うことがあり得ると言うことです。』
いちいち心に届きました。
どうやら、ここのところ心が窮屈になって身動きが鈍ってたりしてたのは、自分で自分の中に原因を作っていたからなのかもしれません。不安事や心配事を心に付け足してばかりしていた気がします。
深呼吸なり。
泰然自若ですね、おおらかにいきていきたいと思います。
『一体、人間のすることが、どこからどこまで、理想的に行っている、と言うようなことが、あり得るものであろうか。どこか、抜けたところがあるのに、気がつかない。或いは抜けたところがあっても、そうは気にならない。と言うくらいのところで、ちょうど人間らしい、と思うがどうであろうか。』