恋のかけひき


 ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズというグループに「恋のかけひき」という名曲がございました。
やっぱり、恋を成就するには、押して引いてのバランスが大切で、そのバランスを崩してしまうとあっという間にヤバくなってしまう。
この曲は、かなりアップビートな明るいメロディだから、きっと
『かけひきはなかなか難しいけれど、頑張ればなんとかなるよ!』
…という応援ソングのように思って、よく聴いたものでした。

後年。

歌詞の内容を吟味したら、かけひきどころか、もうかけひきは終了していて、去っていく彼女にすがりついておろおろしてる男の歌だということが判明。
そんな歌に救われていたのかと、自己嫌悪に陥ったことがあるです。

英語が分からない(英語を分かろうとしない)って、最強ですな。
どうにでも解釈できちゃうもんね。


恋のかけひき - ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ


自分流で訳した内容というと。。。


頼むよ、君の心、僕から退いていかないでくれ
もしそんなことをされてしまったら、僕は倒れてしまい、
百年は泣いちゃうぜ。
頼むから、退かないでくれ
僕の心も、魂も、金も持ってっていいからさ、
自分の涙で溺れちゃうなんてやなんだよ。。

僕ってさ、君にとっていいやつだろ?
あのブランドの新品指輪とかどうだい?
あれって君への愛じゃなかったっけ?
あれって、意味ないの?
プライドを捨てて、君の前にひざまずいて、
「ねぇ、お願いだ!」と言わせてくれるかい?

したいことは、たーくさんあるんだ。
僕たちには充分なほどの愛情をさ、
僕はもっているんだよ。
でもね、もし君が去ってしまったら、
それを使う機会が無くなっちまうよ。
お願いだー。


っとまぁ、実に未練たらたらの曲なんだわさ、多分。
逆にいうと、当時はあの曲で励まされていたのではなくて、慰められていたんだな。。。