昔を思い出すに最高な「Linda Lewis」なのだよ。

その昔、カセット・テープに録音してやたらと聴いていた、マイ・フェーバリット・ソングをカミング・アウトしちゃおう。ちょっと人生節目節目で振り返るのも‘いとをかし’なのだよ。



Linda Lewis - Not A Little Girl Anymore


いやぁ、この曲、モーレツに好きでした。アルバム「愛の妖精」に収録されている曲ですわ。
コード進行の転調っぽい雰囲気、スケベったらしいギターのカッティングとか、パンポットを効かせすぎているローズ系音色のキーボード。このキーボードだけ聴くと「悲しみの恋人たち」に連想働きそうだし、ギターのサウンドだけ聴くと小椋佳というか、ユーミンというか、なんか「その時代の欧米ポップ」に影響を受けて日本に持ち込んだ人たちの源流みたいなのを感じてしまう。ちょっとケイト・ブッシュとかミニー・リパートンみたいなのを連想させといて、実は違うという粋もある。
事と次第によっては超えているっ(かな?)。


You know,…まぁ、そゆわけです。(^^;
誰が何と言おうと、好きだったんだよね、この曲。
知ってる人、少ないと思うんだけどね。
歌詞の意味は知らないですよ、うん、胸張れないけど。
でもね、「エニ〜、モ〜♪」とか「ユ〜、シュッビ〜、ナッシン〜♪」とかさ、なんか気怠いタイム感が充満しまくってましてね、透明感のある声にこの雰囲気が重なると、それだけでも酔えました。私ってばアンニュイブルー。



そういや、単なる自分の誤解かもしれないけど、こういうバラードもあるんですが(こちらも同じアルバムなのよね)、

Linda lewis - This time i'll be sweeter

この曲って、あの天下のスカッと爽やか系「コカ・コーラ」のCMに起用されていたような気がするです。違うかなぁ…。
もし、違ってるとしても、一頃のコークの路線では確実にストライク・ゾーンにあったと思うよ。
あ、ネスレでもいいです(笑)。
つまりはあれだ、オリビアニュートンジョンがロバータ・フラックの曲を歌ってしまったような、そんな贅沢さがあるんですな。
もうそろそろこういう形態の曲を使ったCMが何かしらでTVに登場してきても良い頃だと思う。どうだろ。


もっとも、95年だったか、暫く姿を消していたリンダが思いっ切り返り咲いた「What`s All This About」の方が、印象に残っている人は多いだろう。
実は、最初、私はこの曲を歌っている人が上記 Linda と同じ人物だとは気付かなかった…(いかんなー)。


勿論、大好きですよん♪
 ↓
Linda Lewis - What`s All This About


でもね、こうなっちゃうと時代の流れの中でカーディガンズとかさ、そういうのの延長線上に思われがち。そういうのがちょっと悔しい。
だって、UKジャマイカンな彼女は、思いっ切りソウル系に力量があるし、ポップ系と仕切られちゃうと、とーっても勿体ないんだわさ!
あ、いや、カーディガンズも好きですけど…(^^;
インコグニートも好きですから、この辺りと並ばされてもOKと言えばOKなんだけど、この場合では、業歴(?)が違うんだわさ!


…説得力ないなー。(笑