店内BGMに耳をすませば…。

 最近、私がお昼ご飯を食べに行くところでは、BGMに昭和歌謡が流れている。
いつも同じような時間に行くせいか、いつも同じ曲(曲順)にエンカウントしてしまう。
最初は(中々いいね!)なぁんて思っていたものだが、何だか行く度に同じ昭和歌謡が流れていると腹が立ってきた。
いや、楽曲にイチャモンつけるわけでもないんだけど、お昼だぜ? 

昭和歌謡を楽しもうとしているアフターファイブのノリは持ち合わせていないんだぜ?


教えちゃうぜ!


先ず「セカンド・ラブ」。ま・まぁ、この辺りは何度聴いてもさして不愉快にはならない。この曲を大体13:10辺りに入店すると聴くことになる。


その次に「サウスポー」。昔は好きだったが、今聴くとどうもアレンジが演歌してるのでちょっと食傷気味になる。


とにかく驚くべきは、「セカンド・ラブ」の次には、必ず「サウスポー」なのだ。
絶対譲られていない。恋も二度目なら、私ピンクのサウスポーなのだ。


ほんで、「ヤングマン」、「ブルー・シャトウ」、「まちぶせ」と続く。
これも当然の必然のような縛りだ。若いうちはやりたい事何でもできるんだよ、ブルー・シャトウ。夜霧のガウンに包まれて、偶然を装い帰り道で待つわ。


(振り向いてたまるかってんだ)


…と、心の中で叫んでみた。



そういや、昔、スーパーで流れているBGMで凄い経験をしたことを思い出したぞ。
えっと、いつだったっけ? 
お、あったあった。過去記事からアーカイブしますん。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


スーパーに買い物に行くと、どうしても耳に入ってくる店内BGM。


 スーパーなどで流れているBGMメロディーは、大体においてつい最近まで流行っていた曲とか、往年のイージー・リスニング、もしくはちょっと洒落たところでクラシックの名曲辺りをこれまた耳触りの良さげな音色(キーボードとかハーモニカ)に変換し直して流している。


 これらの曲を毎度耳にする度に『あまりにチープにアレンジしすぎてやいませんかー?』と私は思っているのだが、さてご来店のお客の皆さんはどのようにお感じになっているだろう?(さして気にしてはいないんだろうな)


 もっとも、そういう風に「気にならない」程度の音楽であることの方が、お店にとっての狙いなのかも知れない。気になったら商品の方に意識が向かなくなってしまうしね。


 でも、コンビニとかではモロに最近のヒット曲を「まんま」BGM状態で流していることの方が多い。おそらく、有線か何かに接続しているんだろうけど、それでも商品が売れていることを考えると、ますますスーパーの店内BGMが一種独特の世界であるようにも感じてきた。


 で、やたらと耳にするのがビートルズとかスティービー・ワンダー辺りの有名どころ。しかも、かなり「トホホ」と思えるくらいに「ちゃちぃく」なってしまっているのに戦慄する。


そして、いよいよ驚いた。


先日、いつものようにスーパーに食材を求めて出かけたところ、生鮮食料品売り場辺りで耳に届いたのは「ハイウェイスター」だったのだ。
チープな音色の「ハイウェイスター」です、どうしよう。
これではもう立ち止まってしまって天を仰ぐしかない。店内BGMよ、何を考えている? そいつぁ、所謂ハードロックだぞ、ディープ・パープルだぞ! 
わかっていてそんな暴挙に出ているですか!?
大体、スーパーにハード・ロックは許されるとでもお思いか!?


…なぁんて思ったけど、そこはそれ、BGMのアレンジの魔術が効いている。


エッジが効いている筈のオリジナルが「ふわふわ」になってしまっている。ギターソロのキモの部分であっても執拗にキーボードの「ふわふわ」音色。ボーカルの主旋律はもともとフラットなものだけにちょっと苦しい。(^^;


ってか、どんなにソリッドな曲であろうとも、チープにしてしまうその技術。
かつて、中国の漢文ですら強引にレ点とか一二点をつけて日本語にして読んでしまうという倭人の心意気を痛切に感じてしまった。時を経て現代においてもその血は脈々と流れているんだね。(違


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 要するにあれだ、BGMってのはとっても大切なわけでして、結構お客さんも聞いてたりするものですから、なおざりな、適当な選曲をしておりますと、ドンビキさせてしまう可能性があるってことなんですよん。。