新宿でホストを見たら、何故かラウド・ロックが聴きたくなった。

場所は新宿。

先週末、ちょいと旧知の同級生連中と酒を酌み交わした。

 新宿って、自分的には最近はほとんど行かなくなった場所だ。久しぶりに赴いたらその混み具合にびっくりした。
いや、すげぇわ、『これのどこが不景気なん?』と思えるほどに人が出ていた。で、更にビックリはその低年齢層化である。おっちゃん、おばちゃんが、ほぼいない。若ぇので埋め尽くされている。しかも雑多。

 銀座とか新橋も混んでいるけど、渋谷・新宿の混み具合で一番馴染めないのがその無秩序さ。不思議なんだけど、銀座とか新橋も、すんげぇ混んでるくせにそれ程のストレスを感じさせないんだよね。それって、多分ある一定の人の流れみたいのが出来上がっている街ということなんだろう。誰が決めたわけでもないのだろうけど、『ここは左側通行、そこからは右側ね』みたいなヘンな流れルールが出来上がっている。

 しかし、これが新宿あたりになるとそういうルールが無い(ってか、無い方が普通なんだろうけどね)。だから、人をかき分けて行かないと前に進むことができない。そうしないとぶつかってばかりしちまう。ぶつかったって、血の熱い奴でもない限り「すんません」とか「あんだ?」の一言もない。いやぁ、久しぶりの空気感を満喫した。

 満喫ついでに、向かった集合先の飲み屋は東新宿方面。私はJR新宿から区役所脇の道をてくてく歩いて行ったんだけど、あのエリア、歌舞伎町の2丁目辺りは凄いね。ホストも、ホステスも、よくわかんないおねいちゃんも、なぜかカーディガンを羽織った制服の娘らしき生命体も混在している。まさにRockだ。しかも一枚岩じゃねぇ。

とりわけ目を引いたのがホストだった。

 自分の知っているホストのスタイルから、今のホストって随分と変わったなぁと思った。
少なくとも私の知っているホストはイタリアンな系列のスーツと装飾品で身を纏い、ちょっと着崩した形に不良っぽいダンディズムのセクシーさを売りにしていたと思う。時代にしたら10年くらいは遡らないとダメかなぁ。。

で、今回は「(亀梨+Gackt+小室)÷3」なのが主流だった。

確かに、中には思いっ切りそのスタイルでハマっているもいたけど、かなり外しているのもいたのもいたのも事実(ってか、私の視点ですよ)。

意外なのはフリル系Yシャツやジャケット、クロムハーツ系の装飾品は良いんだけど、下がボロボロ黒ジーンズにブーツってのが新鮮だった。似合っていようがいまいが、『そうか、そういうのもアリなのか!?』と衝撃を覚えた。

で、だ。

彼らは通りかかる女の子たちに「ちゅーっす! 受け取ってくれるだけでいいんで♪」とか言いながらカードを渡してたんだけど、その渡し方は今も昔も変わらない「薬指と中指で挟んだカードを、手首を捻って親指と人差し指ではさむ形に切り返して渡す」ってやり方をしていた。

伝統が息づいている。・・・(違)”

店の入り口を見れば、そこの店でイチオシ・クラスの男の子のでっかいポスターとか看板があってさ、「リョウ」とか源氏名(?)が記されている。上の方には「俺たち、危険度MAX」とかいうキャッチフレーズだ。若いと言うか何と言うか凄いセンスだ。

ちょっと安心しつつ(?)、『くそうっ、四半世紀くらい前だったら…!』などと妙にライバル心を抱いたりもしてしまった。(あ、いや、そんなんで熱くあってもねぇ…苦笑)


あー、いけねぇ、ちょっとむしゃくしゃなので熱いのを聴くことにしよう!
これ、熱いぜ!
 ↓
Broadway - The Same Thing We Do Everyday Pinky

米国はオーランド出身のラウド系ロックバンドだ。かなり元気いっぱい。

こういうの聴いとらんだろうな、ホストな諸君っ。
若ぇんだったら、こんくらいかませよっ!
(だから、対抗意識燃やすなって…^^;)


おっと、これ聴いたら、連鎖反応的にこの辺りの曲も聴きたくなった。

Anberlin - The Feel Good Drag

Ivoryline - Hearts And Minds

LoudRockは、時にガッツを注入できるね。
こういうの聴いてると、むしゃくしゃした気分が晴れてくるもんです。

むしゃくしゃしている方是非にどぞ! すっきりするよん♪

出来れば、一緒になって吼えたいところなんだけど、防音設備の整った環境でもないと、[
壊れちゃった住人]と勘違いされかねないもんな。
うしっ、今度はあれだ、MP3プレーヤーに入れてカラオケに行こうっと。

そうですよ、カラオケルームに入っても「選曲はしません」のだ。
自分でMP3を聴きながら一緒になって吼えるのだっ♪(この時、マイクを使おうが使うまいがご自由にどぞ♪)
何しろこういった曲はDAMとかに入ってないんだもん…第一興商さぁん、ひとつ頼んますよー!
私みたいなマイノリティ的リクエストにもたまには応えてねっ。(^^;;