言葉づかいあれこれ♪

最近、ハードボイルド小説と言うか、洋モノ小説を読み過ぎたせいか、若干言葉遣いに変化が生じてきているようだ。
先程、歯医者さんに予約の電話を入れたんだけど、いつもだったら
「今日の今日ですみません、治療をお願いしたいんですが、お時間ございますでしょうか?」
と言ってたと思う。
でも、今回はちょとニュアンスに変化がありました。


「今日、私がそちらに治療をお願いする時間は取れるだろうか?」


「え? あ、はい、ご予約の申し込みですね?」


「そちらの空き時間に滑り込むことが出来たら、今日の運はばっちりです。」


「今日の夕方4時でしたら開いておりますが。」


「ありがとうございます。」


こんな感じ。
そうだなぁ、最後の「ありがとうございます」のセリフのとこ、


『ありがとう、僕が時間に間に合うように祈っててくれ。じゃ。』


なぁんて言えてたら、ほぼ完ぺきだったな(言えるわけないでしょ)。


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そういや、外国の方(特に英語圏)の話す日本語は、文法が思いっきり違うせいか、話し方に時々違和感を覚えることがある。なんか色々思いだしたぞ。



ある日、とある銀行に電話したら、ブラジルの行員が電話口に出てきたんですよね。


「はい、○○銀行▲▲支店パウロです。私は誰と話をしているのでしょうか?」


この第一声には結構驚いた。正規版日本語だと「どちらさまでしょうか?」なんだろうが、輸入版日本語では『主格』があくまでも『自分』なんだよね。新鮮と言うか、そもそもの価値観の違いみたいのを痛感したっけ。


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かと思えば、中東系の外国の方が、肉屋さんでコロッケを買いまして、その場で食ってたんだけど、その第一声が、


「このコロッケ、寒いね。」


であった。意味は判る。


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なるほど色々考えると、日本語と言うのは一つの事に対して色んな表現方法を持っているし、だからこそ表情豊かに言葉を紡げるんだなと改めて思った。


 なわけで、昨今子供たちに英語教育がなんたらかんたらで、グローバルな何がしでうんたらかんたらと言うのをよく耳にするが、完璧に日本語を教育してからでも、そういうのって全く問題ないと思う。


 ってか、普通の話し方、尊敬する話し方、謙虚な話し方、丁寧な話し方、そういういくつもの表情を教えながら、人間の心の形成に多大な影響を与えるでしょう。直情的な英語は、日本人には向かないと言うか、日本人を教育するんだったら、言葉の文化をちゃんと身につけさせるのが最優先でよろしい。そう思ったです。


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酒だって、そうだよー。
最近はハイボールが人気のようですけどね、やっぱ、日本人、日本酒を楽しめないでなんとするっ!!

日本酒は飲み過ぎるとブラック・アウトするというマジックがあるが、まぁまぁそこら辺は各々各自の程度問題をしっかりとつかんでいただき、是非とも楽しんでもらいたいもんだと思います。


日本酒、美味いよ〜!


「幻の瀧」頂きました。
芳醇にしてすーっと抜ける味わいがたまらんでした。