僕は昔、テッド・ニュージェントを誤解してました。

 その昔(かなり昔)、テッド・ニュージェントについての知識がなかった頃、初めて彼の曲に触れた時、「ロバート・プラントも随分芸風が変わったもんだな、ギターも弾けるようになったのか、顔つきも変わったな。」なんて思ってたのを思い出した。


 それって、ものすげー勘違いなんだけど、何しろその当時、写真とか映像なんかの情報は非常に少なくて、ともかく音源だけの情報がFMとかFENとかから流れてくるのをひたすらにチェックしながら耳を肥やすのが王道だった。ので、いろんな誤解が生じてしまうのは仕方のないことだったのよね。うふふのふ。あ失礼。


 で、上記「Free for All」と「キャット・スクラッチ・フィーバー」を聴きますとね、3曲目以降の区別がつかなくなってしまう程のアクがありましたな。>テッド
それってば、演歌のわからない人に演歌を何曲も聴かせると生じる現象に似ているよね。


不思議な事に、テッドの曲はステージで演奏すると、何だか物凄くノれるんですな。
部屋でヘッドフォンとかで聴いてる分には、単なるストレートなロックだと感じる程度かもしれないけどね、これ、演奏を直に観たり、演奏したりするとなると途端にイメージが変わるんです。
面白いでしょ?


なにがってさ、こんな風に世の中、シチュエーションによって評価がとことん変わってしまう曲ってあるんですってとこがね。
今度、そういうのテーマにブログってみるのも悪くないな…。
『聴く分には最高の曲』だけど『演奏するには平均点以下』なのとか、
『演奏する分には最高の曲』だけど『お客さんがノれるかどうか心配』なのとか、
『ライブで聴くには最高』だけど『お家ではちょっと…』なのとか、…


色々浮かんでくるぞ。整理つかんし(笑


それはそうと、テッドにはツェッペリンの「Whole Lotta Love」あたりを何時の日か演ってもらいたいものだ。
なんか、歌われ方が想像できるだけに興味があるぞ。^^;