「Pentangle」の楽曲を思い出した!(知らないでしょ?)

pentangle.jpgPentangle - Let No Man Steal Your Thyme

 私、ペントアングルとかペンタグルなどと発音していたんだけど、実はペンタングルと発音するんだって。そういうのに気が付くのが遅すぎたが、まぁそれはそれとして(おいおい)、イギリスのフォーク・ロック・グループとして位置づけられていたこのバンド。え〜っと、60年代後半から70年代辺りで生息していたと記憶している。

 あの当時のアコースティックなバンドと言うかグループのムーヴメントって、日本に多大な影響を与えたんですよね。なんだっけ?PFM…じゃないな、PPMとか。「赤い鳥」とか「五つ赤い風船」なんかに影響を与えたりした、と本に書いてありましたっけ。それはそうと、日本で「赤い」という言葉がグループ名とかに入ってたのって、やっぱすげぇ時代だったんじゃねぇか。

 その一方で同時代、ジミヘンとかドアーズとか、危険性を伴うロック系の毒素も正統派として強い支持を得てたんだけど、面白いことに、BCR…じゃないな、CCRみたいに、上記アコースティック系にもロック系にも両方にウケて、不思議な位置を持っているバンドもあった。「雨を見たかい〜♪ナパーム弾〜♪」なんてな解釈から放送禁止になったりして、まぁまぁとにもかくにも「その時代」はアコースティック・サイドもロック・サイドも猛烈に熱かったようだ。
 世が世だったら、今回の原発問題は国会議事堂の前にン万人規模のデモが起きてもおかしくなかっただろうなー。盛大にシュプレヒコールしまくってさ、それをテーマにした楽曲なんかもガンガン発表されてね、そういう風になってもおかしくない。そういう意味じゃ、現代って冷めた時代なのかもしれないし、いくら個人主義とは言え企業倫理に飲み込まれてしまっている部分が多分にあるんかな。もっとも、個人ベースでもそんなのって垣間見えてたりしてさ。冷めてる場合じゃないんだけどね。(ブルーハーツチェルノブイリを連想された方、その話題はちょっと脇に置いときますね)もっとも、ラドウィンプスのように強烈なバンドもあるし支持されてんだから、捨てたもんじゃないと思いたい。

 さて、話を戻すけれど、自分が聴く限りではこのペンタングル、よりジャズっぽい雰囲気というか、フォークというよりももっと民族音楽よりな(あれ?それこそがフォーク・ソングだったっけか?・・・あ、ごめん、私の中ではフォーク・ソングってのは、もちっとあか抜けているものと定義しているもんでして・・・汗)、そんな印象がある。

 ウッドベースのなせる技なのか、はたまたリフのキメのパターンからくるものなのか、よくわかんないんだけど、イギリスのバンドなのに、当初は名前の呼び方はもとより、国籍を勝手にイタリアにしていた。イタリアのグループと信じて疑わなかったっけ。だって、そんな印象があるんだもん。イタリアン・ソフト・ロックね。それこそPFMとか。

 そういや、ベッキーをデフォルメしたみたいなペンタングルのこの女性Vo、中々雰囲気のあるヴォイシングをするので印象に残っていたんだよねー。。あ、でも、名前忘れた。
ダークな中にもファンタジー要素を持っているようなトーンがたまらんかった。そういうのが昨今の私のゴシック・メタル好きに通じているのかもしれない。我ながら随分飛んでると思う。。
(^^;


 余談だけれど、アコースティック・ギターによるチョーキングの音色に不思議に引き込まれるものがある私。
 昔の日本のフォーク・ニューミュージック界においても、忘れてはならない先生がいらっしゃるです。石川鷹彦先生。この人のプレイは井上陽水の「桜三月散歩道」とかにも垣間見えるが、「キュンコ、キュ〜ン」と言う独特の響きがあるんです。
好きでたまらなかったなぁ。ペンタングルのこの楽曲にも瞬間芸的に入っていたので、そういうところも好きになった要因の一つなんだな、はい。



ってなわけで、今回のブログった記事関連で、あと二つばかりリンクを張らせていただきますん♪
(リンク切れの際はご容赦くださいませ)

RADWIMPS - おしゃかしゃま

井上陽水 - 桜三月散歩道