Fastwayの話です♪

Fastway - Say What You Will

きました、Fastwayです。
まぁ、このバンドをどのように咀嚼するかは、いつもの通り、聴いて下さる皆様の個々人の解釈に委ねたいと思います。(^^;


彼らを評する各種サイトでは「ZEPPっぽい」と良く書かれているんですよね。。
モータヘッドにいたエディーとUFOにいたピートのユニットが取っ掛かりだというのだから、米国発というわけではないか。。。でもなんか、「英国的な匂いもある米国バンド」って解釈が私なりの試聴意見なんですな。
ま、真相は米国ってわけでもないでしょうが、時代が80年代LAメタル全盛期ってこともあり、なんか、『一生懸命に毒を盛るんだけど、メジャー・コードを否定できないUSAロック』ってな印象になる私なのでした(苦笑)。
つまり、「Fastway」にはライト風味が漂っているのですな。
思いっきりオイルが効いているツナ缶をブリティッシュとすれば、Fastwayはその缶に≪ライト≫と、≪ビックリマーク「!」≫付きで付記されているようなテイストを感じるのです。


 その昔、バンドで河口湖だったかに合宿何がしをしに行った事があるんですが、そこで色んなバンドが参加してましてね、スタジオに機材類が結構入り乱れてしまっててね、合宿の終了後、家に帰ってきたら自分のバッグの中に知らないテープが入っていたんだわさ。


で、聴いてみますと、A面は「モトリー・クルー」と「麻倉未稀」が入っていて、B面に「葛城ユキ」と「Fastway」が録音されていたのです。めちゃくちゃ。
私、モトリーも麻倉も葛城も知ってたんですが、Fastwayだけは初耳だったんですよ。


いつもそうなんだけど、音楽的見聞というのは、妙なところで広がるものだ♪


で、そのテープなんだけど、Fastwayは10曲くらい録音されていてね、かなりストレートなその音楽性にちょっと惹かれてしまいまして、友人たちにこれを聴かせては「これ、誰?」と尋ねていたものです。
で、誰かが知ってて教えてもらったんだけど、教えてくれた人をすっかり忘れちまいました。
(^^;


録音されていたこのバンドの曲で、いっちゃん印象に残ったのが上記「Say What You Will」。
なんたってご機嫌なシャッフルのリズム(ドッド、ドッド、ドッド、ドッド…♪ね)が効いている。こんくらいストレートなのはとっても気分良い♪
フックの効いたブリティッシュ好きの私だけど、これはアリだな!と思ったものです。



 後々、このバンドについて色々と調べてみますと、どうやら位置づけとしては「ツェッペリン・クローン」だったらしい。プロデューサーがツェッペリンを手掛けたエディ・クレーマーだから、そう言われたのかもしれないし、ボーカルのデイヴのクセがロバート・プラントを連想させたのかもしれない。
 もっとも、同じクローンでも「キングダム・カム」というどうしようもないほどに本気クローンの存在が同時期にありましたものですから、「クローン」という解釈(カテゴライズ)では、話題性を取ることができませんでした。ってか、売れなかった。
でも、それはそれでよかったと思う。
キングダム・カムなんか、ボッコボコにケナサレまくって、評価の「ひょ」の字も得られなかったもんね。
殆どメジャーで売れなかったFastwayの方が、まだましだったんかもしれない。


あ、いや、それでも売れた方が「勝ち組」なんかな?…(^^;