しばたはつみさん・宮本典子さんのヴォイシング

 えっと、70年代〜80年代、ソウル系というかジャズ系というか、ファンキーで気合の入ったボーカリストがいらっしゃいました。正直、括りが難しく、存在位置があいまいだった女性歌手軍。
 まりむらさんとか、なかむらさんとか、かねこさんとか、まりーんさんとか、まぁまぁ色々たくさんいらっしゃったんですが、私は二大看板的に「しばたはつみ」さんと「宮本典子」さんが大好きだったんです。



 しばたはつみさんは、「マイラグジュアリー…」の印象が大きいけれど、ジャズ・フレーバーのそれだけではなくて、ソウル系のファンキーなのもバッチリこなしてた方だったんじゃないかと思っている私。
 その昔、「ジャングル大帝」の挿入歌「ジャングル・ロック」のレコードがどうしても欲しくて、誰の歌なのかわからなくて、探し回ってたことがあったんだけど、しばたはつみさんの声質が実にマッチングしてたんですよね。
結局は歌手名、違ってましたが。(^^;
怪我の功名と言うか、しばたさんのLPを購入した私。
以来、彼女の独特な声質は、暫く私を魅了していたのでした。
なんというか、彼女独特の「きゅっ」とした声質と、「はぁぁぁああああああ〜!」とクレシシェンドする伸びのあるロングトーン、『(「イェア!」+「キャア!」)÷2』のシャウト、「都はるみ風コブシ」の妙技がたまらんのです。
で、80年代のお色気風味のソウルフル・ファンクはとっても彼女に似合っていたんじゃないかと思えてならないのさ。


 一方、昔、五反田の図書館でテープを借りて(って、そういうテープが貸し出されていたのにも驚いたけど)感動しまくった歌手がいた。それが宮本典子。

宮本典子 - 摩天楼物語

とにかくこの曲を聴いたときの、宮本さんによる間奏に入る手前、「yeah〜〜〜〜〜!」にはぶっ飛んだ。
凄いのだよ、ほんとだよ、腰抜かすよ。こういう音域を絶叫的に、正しく音符を叩き倒してる歌手ってのは稀有な存在なんじゃないかと思った。特に、当時、日本人としては唯一と感じていた。鳥肌立ったっけ。

で、これまた謎の男性とデュエットしているアルバムだったりしたもんだから、妙にしばたはつみさんと同系の匂いを感じたりしていたのです。

 この世界の女性歌手は、ダンディなんだけど所在不明の男性ボーカリストと、ジョイントした曲をアルバムに挿入するんだね…と。

いつだったか忘れたけど、この二人がシオノギのミュージック・フェアみたいな番組で共演したことがあるんですよ。
その時、二人がスキャット合戦というか、シャウト合戦するシーンがありましてね。それがむちゃくちゃかっこよかった。。。

誰かその時のビデオクリップ持ってないかな〜?

誰かその映像をようつべでもいいからアップしてくれないかな〜?

ひそかに期待してるんです〜♪(^^;
今聴いても(観ても)絶対鳥肌ると思う。。

もっとも、上の二曲、以前はようつべで見っけることができなかったんだよね。それに触れることができるようになただけでも感謝しなくちゃいかんわな。
アップしてくださった方、ありがとうございます。
いずれチェーン切れしちゃうと思うけど、それまでの間、楽しませていただきますね♪