「おおたか静流」さんと言うボーカリスト

 昔から、不思議な歌い方をするミュージシャンには殊のほか大きなインパクトを感じてしまう私。今まで、その最右翼は「矢野顕子」さんで、準横綱級に「大貫妙子」さんという位置づけでありました。彼女たちの「へにゃ〜ん♪」「みょえ〜ん♪」「ほよぉ〜ん♪」とした歌い方は独特なんですよね。。
 昨今、こういった謎めいたフレーズで聴く者を魅了する(困惑させる?)女性ボーカリストっていなくなったんかなぁ、と思ってたんだけどいやいや、世間は案外広いもんです。


おおたか静流」さんというすんごいボーカリストが存在するです。
知ってる人の中ではかなり有名なんですけどね。


この人の歌には、独特の節回しと独特の和声がある。
日本的で身近に存在してるようで、でも、誰しもが演れるようなタイプのそれではない、彼女独特の世界観みたいのが展開するです。


おおたか静流 - 悲しくてやりきれない


 一見、沖縄風味でしょ? もちろん、彼女の歌う「花」とか「涙そうそう」なんかは絶品ですが、それだけに収まっていない不思議さが「それプラス」で加わっている。


(彼女、沖縄出身じゃないというところも凄いし・・・それでいてこの表現力、どうしたものなんでしょうね、「涙そうそう」なんかは沖縄出身のミュージシャンにしか出せないものがあると思ってたけど、どうやらそうでもないらしいです)(^^;


おおたかさんの不思議さ加減を最初に知ったのは、NHK教育テレビのとある番組でした。


にほんごであそぼ


 その番組の中で、時々ちらりほらりとBGM的に歌ったり、ちょっとだけ歌うコーナーがあったりしてたんですけどね。なぁんか、聴くたびに、自分に刻み込まれてました。
そんな妙な魅力を持っていらっしゃるのです。


おおたか静流 - ぴっとんへべへべ

沁みるっ・・・