TVを買おうと思った

 我が家のテレビは今年で10年目を迎える。去年あたりは、つけているときに時々「パキーン!」とか「ピキーン!」とか言って、ブラウン管が雷に反応したかのごとくノイズが出たりしていました。



(やばいなー、TV、替え時かな?)



 なぁんて思ってたんだけど、そのうちその現象がなくなったので「回復した!」と思い、それからまた使用を継続していたです。



 最近、テレビのブラウン管の上とか下の帯状の部分に「地デジに変えなさい〜」的な呪文テロップがやたらと出てくるようになった。「故障か?」と思ったがそうではないらしい。
 で、それに呼応するかのごとく、最近勝手にチャンネルが変わったり、勝手に消えたり、モード・チェンジ(ビデオモードとか)したりするようになった。ほとんど、ポルター・ガイスト。かなり怖い。


(こりゃ、本気で買い替えだな〜)


 そんなわけで、先週末にTVを満を持して買うことにした。店頭に陳列している商品群を比較検討して決めようと思ったのだが、どれ一つとってもウチのよりも綺麗。


ブラビア、レグザ、アクオスビエラ、リアル・・・車の名前か?


 店員さんに聞くとポイントは「テレビ鑑賞のみ」か「一体型(録画・再生もできる)」かを区別し、一体型ならHDDでいくかDVDとかBDで行くのかを考えるといいらしい。 それから、省エネのトレンドでバックLEDとか、画面のちらつきを抑える「倍速」モードが加わると一層滑らかなのでそれを検討したらどうかと。。


無知な私には、言葉の暴力にしか聞こえない。


 こうして、せっかく教えてもらったポイントをすっかり忘れ(おいおい)、とにかく店頭に並んでいる商品群をまんじりと見比べた・・・そしたら、僕にもわかる違いが見えてきた。


 パナソニ系はものすごくはっきりくっきり見えるけど、これってコントラストがきついという証拠。その結果、黒のディティールがつぶれる。「真っ黒」の再現は素晴らしいが、黒のスーツなどでは襟足などのディティールが見えない。これって、昔のコンパクトステレオ(高域低域に重点が置かれ、中域を無視したキン!ズン!サウンド)とかハイ・コントラストで一見素晴らしい出来に見せちゃうコンパクト・デジカメを連想させる。
 それに対して、ソニー等は黒つぶれがなく、細かい再現性に優れている。しかし、その分、漆黒を再現できていない印象がある。


非常に悩ましい。


この辺は個人的は好みもあるだろうが、私はディティールをとることにした。



しかし、ここで問題発生。
自分の持っているDVDデッキは地上波用である。これ、デジタル信号の何がしでは機能しないらしい。


(やばい、デジタル移行で録画ツールがなくなってしまうではないかっ!)・・・ということを妙に学んで、「録画機能も併せ持ったTVにしよう!」という結論に達した。


 ソニーでそれを考えるとHDD内蔵の商品になる。しかし、狙っている32型ではHDDを付加すると、倍速モードが出ない。


録画できる機能まで求めるか、それともより高度な画質を狙うか。。。



考えてたら腹が減ってきて、集中力が失われた。



中断決定。(^^;