マイ・三大重宝薬へのエントリー!
何かと重宝している薬。
「マイ・三大医薬品」というのがありましてね。
『この三つの薬があれば大概はやり過ごせる』と定義した薬のことなんだけど、最近は以下の三種類をピックアップしている。
この三つ、自分の部屋の薬箱に常駐している。
それ以外の薬と比較しても出動回数は非常に多い。
で、タイガーバームのことなんですけどね、シンガポール製。
一頃は「赤チン」とか「キンカン」がこの座にいたのだが、いつの間にか出動レベルに変化が生じてこうなった。(「バファリン」も一頃は「ノーシン」だったし、「正露丸」は「パンシロン」とか「太田胃酸」だった時もある)
僕は、この薬を首・肩・腰なんかで良く使うけれど、思えばこれを買ったのはかれこれ今から15年以上も前のこと。シンガポールに行った時に、何処かの橋の麓で売っていたのを値切りに値切って、1個あたり100円未満で買ったんだよね。安くしてくれたので30個くらい買ったっけ。
それを帰国してから、色んな人におみやげにあげたんだけど半分くらい残ってしまって、そいつを使い倒しながら現在最後の1個を使用している。
肩が凝った時、腰が痛い時、眠い時、鼻詰まりの時などにタイガーバームを塗る。結構効くが、匂いは独特。苦手な人にはかなり嫌がられてしまいそうな「スーーーー!」である。私は好きなんだけど、ある日「年寄り臭い」といわれたのをきっかけに「これから出かける」時には塗らなくなった。
さて、とは言えそろそろ底をつくタイガーバーム。
新しいのを買おうかどうか悩んでいたんだけれど、先日、針の治療に行った時に先生から、
「これ、あげるから、痛い時に塗ってご覧。」と不思議なものをいただいた。
「GREEN OIL」というものだ。見れば台湾製。
シンガポールのバームからやや北上したかっこうか。しかもこれは固形ではなく、液体(オイル)である。
小さい瓶に入っているこのオイル、見た感じではあっという間になくなってしまいそうなんだけど、
「これで、何回くらい使えるんです?」そう先生に聞いたら、
「かなり使えると思うよ、50回はいけるでしょ」と言われた。
(50回だって? 目薬くらいの容器だぜ??)
「あ、そのオイルね、1回あたり数滴で大丈夫だよ。お風呂のアロマなんとかのエッセンスとおんなじように使うんだよ。」
「へぇぇぇぇ」
「しかもそのオイル、肩こり、腰痛とかに限らず、万能薬みたいなんだ。嘘臭いけどね。」
そう言いながら、先生はニッコリ微笑んだのでした。
パッケージを開けて見ると、難しい言語で解説がされている。漢字のようで漢字じゃない・・・正直、読めない。イラストで効用が記されている。判明したのは以下の通り。
肩こり、腰痛、筋肉痛、頭痛、腹痛、酔い止め、疳の虫、靴擦れ、虫刺され
ほっほぉぉ〜、驚きだ。 効能の種類はタイガーバームを上回ったぞ。
タイガーバームの取扱説明書では「『筋肉痛』等の他に『虫刺され』にも効く」などと書いてあったが、さしものタイガーでも『酔い止め』とか『腹痛』なんてのはなかったと記憶している。
キャップを開けて、匂いを嗅いでみた。
スーーーーーーーー!! である。
でも、このスーーーーー、タイガーバームのスーーーーーとはちょと違う。妙に御香臭い。それに昔の男性用整髪料のような気配も感じる。悪くない。
数滴、指先につけて首の付け根とかにぬりぬりしてみた。
ムキーー!
キク。
治るかどうかはわからないけど、キク!
どうやら新たなる重宝薬の登場となったようだ。
これからはマイ3番はタイガーバームではなく、グリーンオイルとなるかもしれん。
首も臭いが、指先に付いた匂いも中々とれませんし。
なんか、自分自身が大正時代にタイムスリップしたような気持ちになるし。
トリップも出来る薬かも知れないし。
今度、鼻が詰まったときに鼻の内側に塗ってみようと思うし。。(^^;