方言ではなくて、標準語だと思ってました。

確かに私は千葉県の出身である。
東京方面に住むようになって久しいし、それなりに言葉も標準化されてきたと思っている。しかし、ちょっとした弾みでご当地言葉ってのは出てしまうものだ。


「突き刺す」ということを「つっぷす」と言うし、
「押しやる」ということを「おっぺす」と言う。


この辺りは自他共に認める方言だ。


しかし、今まで「これは標準語だ!」と信じて疑わなかった言葉が実は違ってたなんてなことがありまして。。



なまたまご.jpg生卵の白身の部分です。
あのゲル状の形状・状態を皆さんはどのように表現するだろうか?


私は、【キョロキョロ】と言う。


「それ、何処の言葉?」


そう聞き返されて、「え?一般的、共通語でしょ?」とレスしたのだが、「そんなの初めて聞いた」と言われた。何人もに。。


「んー・・・じゃぁ、キミたちはどう言うのだ?」


「そりゃ、「ぷるぷる」とか「どろどろ」、「とろとろ」とかでしょ!?」


「いーやっ! そういう表現は適切ではない、「キョロキョロ」がもっともふさわしい。」


「それ、何度聞いてもヘンっすよ。」


(そんなことはないっ!)


とはいえ、不安にもなってきた。


【キョロキョロ】・・・


もしかして、自らが作っちまったマイ標準語なのかもしれない。





 そういや、床屋さんなどで、シーツをお客さんにかける時、その音をどう表現するか。
「ふわっ」とか「ぱさっ」とかが一般的だと思うんだけど、漫画家高橋留美子さんが初めて「ふぁさっ」という表現を使ってたことを思い出した。


(「ふぁさっ」かぁ・・・巧い表現方法だなー)


・・・そう思ったもんだ。