最近のサンダーバードのベーシスト

 そうだ、サンダーバードベースを弾いてる『実際の』アーティストにもかっこよさを感じたのも理由のひとつだよ。念のため。

最近じゃ、こういうのにシビれた。
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Silversun Pickups - Lazy Eye

 ここのバンドのベーシスト、女性なんだけど、いい味がある。Nikki Monningerさん。
結構良い感じのベースラインだと思いません?音色もグー。さすがサンダー・バードだ。
曲そのものもミドルテンポのお洒落系サウンドで、中性的なボーカルがニクイ。
 こう言う雰囲気の曲も時々は良いですよねぁ。えっと・・・どう言ったらいいんだろう?歪み系サウンドの対極で、でもロック系で、ポップと言うわけでもなければ、モッズでもパンクスでもない、ストリート系かと思いきや、そうとも言えるし、そうじゃ無いとも言える。敢えて言うならガレージ系ということになるんかな?・・・にしても、この曲に関してはかなりオシャレだ。

 映像も良くできてると思う。若者が集うライブ・パブみたいなとこ。それぞれに思い思いにリズムを身体で刻むシーンとか、意中の人を待っている女性が歌詞を口ずさんでいる風のシーンなど、個人的には「ぐっ」と来た。

 ってか、バンドのメンバー構成ってのに違和感を感じるパターンってあると思いません? 例えば、紅一点バンドの場合でも、ボーカルが女性とか、キーボードが女性ならまだしも、「ギターだけ」が女性とか、「ベースだけ」が女性、まして「ドラムだけ」が女性なんってのには物凄く違和感を覚えるもんだ。
もっとも、その違和感分だけ記憶に残ってしまうものがあるよね。
 このバンドの場合もベースだけが女性。そもそもの引っかかり具合がそこにあった。そこにもってきて、使っている楽器がサンダー・バードだもんな。記憶にとどまらないはずが無い。弾き方がまたなんともかっこいい♪
 昔な話を許してもらえれば、スージー・クアトロっていう女性ロッカーがいました。ボーカルなんだけどベーシストなのよね。ジャンプスーツに身を包み、「ワル」とか「姉貴」とか「レディースの番張ってる娘」みたいなイメージがあってかっこよかったと記憶している。
 で、ここのバンドのニッキーさん。彼女の場合にはそういった「ツッパリ系」のイメージでは無いかっこ良さがある。一見、お姉さん風で、でもリズムの取り方はロック通な動きを持ってて・・・ま、そんなところ♪