「ニック・ロウ」の爽やかな名曲 m

 ブログでの投稿700回目になったので、久し振りに爽やかポップを一曲ピックアップすることにしました♪(鬱陶しい季節だしー)


nicklow.jpgニック・ロウでございます。









skidlow.jpgスキッド・ロウのことではございません。










稀代のポップ・クリエイター、ニック・ロウ
彼の生涯の名曲と言えば、「Cruel To Be Kind」だね。
  ↓
Nick Lowe - Cruel To Be Kind

 この曲、シンプルにして実にキャッチー、覚えやすいメロディの反復スタイルは、あのエジソン・ライトハウスの「恋のほのお」を彷彿とさせますわね(ってか、同じような匂いだ)。
まさに3分間ポップスの王道。
黄金ポップスだ。
ハッピーである。
アッパーである。
こういうの、時々聴かないといけませんよねー。

ドラムのイントロ、スタタン!とくるところが好みですー。
「ガナビクー♪」という下り部分とか、その手前「クートゥビカィン♪」から始まる上昇メロディーもとっても心地よい。
これ、今でも充分オッケーだと思うけど、どうでしょね?



 エジソンライトハウスでも言えることだけど、英国ポップは米国ポップと「違う明るさ」がある。明るいメロディーなのは両者ともに共通してることなんだけど、英国の方がサウンドに低音を意識してるんだよね。そこが米国的天気晴朗軽さと一線を画している。
個人的には軽いのより重い方が好きだな。軽いのも好いけどね。


 もっとも、「Cruel To Be Kind」の歌詞をよくよく見ると妙な内容だ。
「あなたはただの友達よ」と女の子から言われ、主人公はショックを受けるんだけど、主人公、自分の都合のいいように解釈して、ひとりで勝手にハッピーになってしまう(っぽい)。

「冷たくするってのは、気のある証拠、それって好きの裏返ししょ?、もっと冷たくしておくれよ♪」


・・・恐るべし


 事の真偽はともかく、どんな状況であっても、自分に都合よく考えてハッピーになるというのは中々出来る芸当ではない。こういうのって、一歩間違えればサイコ野郎になっちゃうけど、ひとりで心うきうきしている分にはとりあえず問題はなかろう・・・あ、いや、今日日の発想からすれば犯罪者予備軍として要注意人物になってしまうのかな?
現代って、やな時代になったもんだなー。
もっと「おおらか」にいきたいよね。
そんなわけで、僕はこの歌の内容を「サイコ野郎」的解釈ではなく、積極思考の「おおらか野郎」ワールドとして楽聴することに決めました(^^;