先人の知恵から学ぶよ

 色々と悩む事があって、塞ぎこんだり、ため息ばかり出てしまう時、そんな時どうしたら良いのでしょう?

先人の知恵にひとつのヒントがありました。


 頭を からっぽにする

 胃を からっぽにする

 心を からっぽにする

 そうすると はいってくる

 新鮮に 活き活きと すべてのものが


こんな感じの詩を読みました。
先人の教えなのでしょう、「からっぽにする」ということは「全てを捨てる」と言うことに通じますよね。既成概念や偏見など、自分の価値観や考え方の基本になって来たものまでを一旦リセットすることで、新たなる芽が生まれてくると。。。

例えるなら蛇だそうです。蛇は脱皮しないと死んでしまいます。脱皮することで成長していくのだそうです。

もともと「身体(からだ)」と言う言葉は、脱皮から生まれたものだそうです。「殻を脱する」→「殻脱」→「身体」ってね。

そうやって、古いものを捨て去ることで成長していくのが「身体」なのだそうでして。。

ほぅ、捨てる大切さっ。

「呼吸」;呼んで吸う→呼吸って、だから吐くのが先なんです。悪い物を「出す」のが先。出すことで新しい新鮮な空気が身体に入ってくる。吸うのが先では悪いものが広がるだけで、プラス効果には程遠い。ってなわけで、深呼吸も吐くのが先なのだ。

「出入り口」;不思議なもので「入り出口」とは書きませんよね。言葉上でも出るのが先なのだ。


そんなことを考えたら、電車とかエレベーターとか、やはり、基本的マナーは「降りる人」「出る人」が先なんだろうね。それがすなわち生理的に人間工学なのだと思ったり。。
え?そういう話じゃない?・・・そうねぇ、確かに。



過去から大切なことを学ぶことは多いです。
確かに「古きをたずね、新きを知る」なんてのもあるしね。
先人の知恵に学ぶってのは正にそういうことなんでしょう。

あ、あれ?

「古きを捨てる」と言うことと、「過去から学ぶ」ということは矛盾になるのかな?

うーん、うーん、・・・。
でもなぁ、世の中、リセット出来ることと、リセット出来ない(してはならない)ことってあるもんね。このへんがムツカシイぞ。。



 ところで、「天地人」の直江兼続さん、あの人は過去を振り返らない人だったようですね。む、ちと表現が異なるか、「なぜそうなったか」を考えない人だったそうです。「この状況をどうするか」のみに眼を向けている人だったそうです。目は過去に向かわず、未来だけを見据えるという、超積極指向。
 その是非はまぁ脇に置いといて、原因が自分の行動にあったか否かを問わず、およそ参謀たるもの、過去の方策は間違ってましたなどと言ってては、統率が取れない。軍がめちゃくちゃになる、と。立場上のものなのか、性格のなせる技なのか定かではないが、この偉人は思いっきり自分を分析できていたと思う。そこが凄い。




翻って、自分を省みて見た。


・・・


ま、こんなもんか。。。(^^;




 頑張らないけど、投げ出さないこと。

 逃げないで、向き合うこと。

 笑い飛ばして、優しく丁寧に生きること。

 とにかく今日一日を活きること。




以上!