STEVEN WILSON です。ヘンです。


SWilson-HKorine.jpg 英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、ポーキュパイン・ツリーの中心人物であるスティーヴン・ウィルソンってのがいましてね、彼が初めて作成したソロアルバム『インサージェンツ(Insurgentes)』の1曲目がこれです。

STEVEN WILSON - Harmony Korine
http://www.youtube.com/watch?v=BClzBQmZZBc

 この人の作品の場合は、音楽よりも映像。もちろん、音楽も独特のカラーがあるんだけど、PVを観ればお分かりの通り。鳥人間、ガスマスク人間、植物系なんかの良く分かんない人間、貞子(?)、それでみなさん口とか鼻とか見せても「肉眼は見せない」キモさ。
 何と言うか、ヘンなリリシズムいうか、心象風景の映像化主義というか、・・・生理的に不快感を覚えつつもインパクト植え付け系だ。こういうの目指すなんて、スティーブンさん、結構ネクラか。
 ま、本人の性格云々はさておき、こういう絵が撮りたいというか、この曲の映像面を担当した人って、こういった表現が大好きなんだろう。実に絵の構成が上手く感じてしまいました。周辺光量落ちのモノクロ・・・うひょー!わざわざ狙うミノルタンチックなマニアっぽさ!わかるっ、私も作るならそういうのやってみたい!(笑)


あ、何となく昔の深夜TV放送を思い出してしまった。
ROPE(LOPEだっけ?)のCMとか、PARCOのCMとかさ。具体的商品登場せずにイメージ・オンリーなCM、なんかそんなの。
「愉快なロンドン」とか「シントミゴルフ」とか、「セザール」とかのCMと一緒に流れてたの。そんなやつ。
(あ、急に昔のCMが見たくなってきちゃったな)


 ま、「そう言う意味」でこの曲(PV)はキャッチーだ。何度も見てしまうものね。成功を収めているな、私に対して(^^;(第三者には知らんよ。)
英国ばんざいだな、いかにも曇りの日が多いという地理的特徴も出てるし。

 ギルモアを意識していると思えるスティーブンさんのプレイは、「フロイド好きなんだでしょう?」と連想できる。いや、ギターのストローク辺りを聞くと、クリムゾン系かもしんない。
フロイドはそうでも無いけど、クリムゾンは結構OKな私なので、連想ゲーム的にスティーブンさんにも惹かれる部分がある。
でもちょっと、ちょっとだから、程ほどの良識ある距離感が必要ですね。
多分。
絶対(笑)。


コミュニケーションは大切だぞ。
一人で勝手に思い悩んでも、中々みんなの回答には至らないぞ。
態度や、概観だけでは本質は見抜けないんだぞ。
目を見て話せ、目を見て!!

いかんな、ついぞそんなことを思ってしまった。
(自分にも半分言い聞かせようっと♪)