Skid Row -(彼等のロックスタイル)

skid.jpgSkid Row - Monkey business


 こういうギターとベースのリフのユニゾンによるミドル・テンポのHRに私は弱い。
だって、重いっしょ!?
こういうユニゾンで重くなる曲にはガンズ&ローゼスもお得意技でしたわね。
スキッド・ロウの曲の場合は、バラードの方が支持が高いんだけど、私はこういうのの方が好みです、はい。

思えば…先般記事ったゲイリー・ムーアさんとも関連があるんじゃなかったっけか?(ないない、スキッド・ロウ違いだよん)(^^;

 この時代(80年代ね)、誰をモチーフにするともなく、ある種共通の匂いというか装いというかカラーが確かに存在していました。ガンズやモトリー、ラットに代表されるLAメタル。そしてボン・ジョビ等に代表されるポップ・ロック(当時はハード・ロックとかメタルとか言われていたけど、今聴き返すとポップ・ロックだわね・・・悪い意味じゃなくてね)。で、スキッド・ロウは明らかに後者だ。心持ち、ボンジョビ的な声質の匂いもあるし(ってか、ボンジョビのレーベル傘下だから似るはずだわな)。

 もっとも、スキッド・ロウに関して言えば、完全にポップになる訳でもなく、かといってあまりにメタルを意識してない加減が、ハード・ロックの範疇にずっぽりはまっているんではないだろうかな?かなりキャッチーなメロディとか、骨太なキャラを前面に出して、ワルと言うよりもプロを感じるバンドだったと思う。ボーカルの人、なって言ったっけ?セバスチャン・バッハでしたっけ?・・・なんか、クラシカルな響きにしてその実これだ。
先入観とのギャップが楽しかったっけね♪

 そう、今にして聞き返してしまうと、スキッド・ロウは、実は、ボンジョビ傘下にあったけど、LAメタルを目指したかったのかもしれない。つまり、板挟みの中間層課長の悲哀というか、もんどりうって出来上がった曲のスタイルなのかもしれないね。

Skid Row - Youth gone wild
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これなんか、おもいっきりモトリー・クルーを意識していたと思わざるを得ないもの。