カタカナ表記の問題点

 思えば、カタカナ表記の仕事は非常に多い。実際、私には分からない仕事が結構ある。「スーパーバイザー」とか「マーチャンダイザー」、「アカウントエグゼクティブ」とか「シニアリスクコンサルタント」など、最初耳にした時は「それって、なに〜?」だった。


 どうも、日本人はカタカナ表記に弱い傾向が今も根強いのかもしれない。さすがに最近では「フロアレディ募集」とか、「ビルケアスタッフ募集」とか書かれていても、額面通りに受け取る人は少なくなったと思うけど、「スーパーバイザー」辺りになると、「なんか凄そうだ」と思う人はかなりいるんじゃないかな?
なんたって、スーパーなバイザーだもんね。バイザーがスーパーなんだから、強力に違いない…なんて。


こうなってくると、ひねた考えが頭によぎってくる私です(いつも)。


「野良仕事」ってのを「ノラジョブ」と言うのはどうでしょう?


「長靴」も「農業用スパイク」と言うと、なんかかっこよさそうだよね。


・・・(中略)・・・


 そういや、PC用語にも沢山のカタカナ表記がある。何を隠そう、私も最初はこやつ等に相当手こずった(今でも手こずっているか)。
 ある日、そんなことを知人に言ったら、その知人の勤めている会社で、こんな事件があったそうだ。
 カタカナ語をふんだんに盛り込んで役員会議でプレゼンしていたA社員。話し途中で役席から「あー、キミィ、そこから先は全て「日本語」で喋るように!」と一喝されてしまい、言葉を失ってしまったそうだ。
『クリックって・・・日本語で何と言ったらいいんだろう?』とか、
『ドラッグは「ずずっとずらす」の表現でいいのか?』と、もんどりうったらしい。

何でも「程度問題」だよなー。


 さて、誤植ではないと思いつつ、カタカナ表記の難しさと言うのは、どうなんだろう?最近じゃ、カタカナを正しく書けない小学生が多くなったと聞く。


問題;「新卒」をカタカナで表記しなさい。

まさか、「ツソンシ」とは書かないだろうな。
でも、「シンソシ」とか「ツソソツ」位はありそうな気もする。

(んー、ディスプレイで眺めていると、みんな同じに見えてきたぞ・・・ローガンか?>我)

いかん、いかん…。(^^;