時代劇の黄金期と、アニメと、花山大吉!

 時代劇フリークでは無いけれど、嫌いではない私。今はあんまり人気がなくなってしまったせいか、定番の番組と言うと「水戸黄門」位しかないような気がする。(由実かおるさん、現役バリバリ・・・素晴らしいと思うな、レ・ガールズ!<これ、判る人どのくらいいるんだろう?・・・謎)
 あ、いや、昔はさ、夜ともなれば、必ずどこかのチャンネルでは時代劇があったものです。私の育った関東地方では・・・思い起こすと、

桃太郎侍(日テレ系):日曜日
水戸黄門(TBS系):月曜日
銭形平次(フジ系):水曜日
遠山の金さん(系列忘れた):木曜日
大江戸捜査網(テレ東系):金曜日
暴れん坊将軍(テレ朝系):土曜日


…む、火曜日が思いだせない(^^;
でも、確か毎晩何がしかやってた気がするんだが…。


 最近じゃ、時代ものというか、忍者もののマンガで、リアリティ追求型が少なくなったと思う。リアリティを求めなくても「ナルト」位しか思い浮かばないし。あ、NHKの子供番組の「忍たま乱太郎」もあるな。


 かつては「伊賀のカバ丸」という「トンデモもの」があったけど、これも時代ものとはややかけ離れる。時代トリップ型としての「忍者ハットリくん」と同じレベルかもしれない。


「伊賀のカバ丸」がパロった作品なのはかなり有名で、もとはと言えば、横山光輝先生作の「伊賀の影丸」でしたよね。


そういや、時代考証は出来て無いけど、同時代に「風のフジ丸」ってのもありました。
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https://www.youtube.com/watch?v=YTMo-XwpBxE



なんか、フジ丸の動きって、「狼少年ケン」と似たような動きがあることを今知ったぞ。
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http://www.dailymotion.com/video/x709dw_op_shortfilms



あ、それから、これまた今知った事なんだけど、フジ丸って、提供が藤沢薬品だったのね。こりゃ、主人公のネーミングにスポンサーの力が働いたのかもしれない・・・(?)。


 フジ丸って、忍者者の最右翼、白土三平先生の作品。白土三平といえば、それこそリアリティ追求型の忍者ものが得意な方でし。有名な作品では「サスケ」があり、「カムイ」があるんだけど、私ったら『サスケが大人になったのがカムイだ』と信じて疑わなかった。(いかんな〜)



「佐武と市 捕物控」
https://www.youtube.com/watch?v=Vn7VXAYunvc
 ↑
一方、こちらは石森正太郎先生作。ビッグ・コミックに連載していたってんだから、大人チックなアニメでした。子供心に大好きだったな。市って、004なんだよね(わかる?)、実はドイツ出身か!?(^^;



そうそう、こうなると「どろろ」を忘れてはイケません。手塚先生。
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https://www.youtube.com/watch?v=yBn3tXli47c

 でもま、放送禁止用語差別用語)が盛りだくさんの作品だったから、再放送は中々実現しなかったんだよね。主題歌の歌詞は無茶苦茶ではあるけど、アレンジは抜群。流石、冨田勲先生!





 そういや、昔、日曜日の夕方の放映だったと思うけど、「素浪人・花山大吉」ってのがありましてね。これ、かなり好きな作品だった。

hanadai.JPG 東海道弥次喜多珍道中みたいな二人組みの作品なんだけど(つまり、ペアものね)、とにかく設定が好きだった。
 主人公、「花山大吉」は、物凄い剣の達人なんだけど、ねこが嫌い。おからが大好物で、驚くとしゃっくりが止まらなくなる、でも酒を飲むと治ってしまうんだわね。着ている服に「花」「大」「吉」とところどころに刺繍がされているところもユニークだった。
 合い方の「焼津の半次」は、これまた渡世人なんだけど、曲がった事が大嫌いなお調子者。このため、真っ直ぐなキセルを愛用している。蜘蛛が大嫌いで、とにかく大袈裟な演技が素晴らしかった。
 僕の記憶する限り、二人が背中合わせになって、「そんじゃま、そろそろ行きますか!」「あいよぅ〜っ!」なぁんて二言三言交わしてからやり合うってパターンは、これが初めてだった。かっこよかったなー。
 二人とも、苦手なものに遭遇すると脱兎のごとく逃げるんだけど、それがまた土埃は起きるわ、効果音がバイクの音だったりと、とにかく当時にしては画期的な作品だった。
画期的さ加減では「必殺シリーズ」に勝るとも劣らないと思っている私だよ、うん。




その後、印象に残ったペアものと言えば・・・
「ダーティー・ペア」(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=pTMe1vhUxh0