米国をアメリカと称した頃の音楽(私の先入観)
きました、「ザ・ゲス・フー：だぁれだ（和訳）」っす。
かなりの有名バンドなんだけど、バンド名が「ザ・フー：だれだ（和訳）」と似ていたためか、結構ごっちゃにされているフシがありますな（って、私だけか）。
世が世なら「下衆風」なんて漢字をあてがわれたりしたかも知れない（？）ゲス･フー。
個人的には「げすふう」と言うフレーズに、どうしても「下水道」のイメージが付き纏ってしまい、最初にこのバンド名を聞いた時には「なんてケガラワシイバンドなんだ！」なーんて思ったものでした。
それはそうと、このバンド、ウッド･ストックの流れと言うか、あの当時のラブ･アンド･ピースとか、ヒッピーとか、サイケのムーヴメントに乗れた象徴的バンドのひとつであり、一方でアメリカ先住民族指向もかなり強かったバンドだよね。
セールス的にゲス･フーとザ･フーのどっちが凄かったかと言うと、当時はゲス･フーの方が（世界的には）上を行っていたそうです。んが、ビジュアル系を好む我が国ニッポンでは、ザ・フーの方が好成績を記録しましたとさ。
ゲス・フーの地元カナダでは今でもハード・ロック・カフェ辺りに行くと、彼等の曲が流れているようです。それほど国民的知名度の高い存在なのだそうな。
個人的にはどっちも好きっす。
ゲス・フーの場合は、あの「どろどろ」サウンドが素敵すぎっ！
ギターだか、キーボードだかの揺れるトーンがサイケしてまする。
『っあめりか・ぅお〜ま〜♪』←（ふりしぼりワイルド系なのがよろしい。）
一方、ザ・フーと言えば、個人的には件のウッド・ストックで演奏された「サマータイム・ブルース」が印象深いね。（オリジナルはエディ・コクランだけど、それはそれでOKか）
ピート・タウンゼント（ｇ）のジャンピングとか、大車輪（右腕をグルグル回しながらギターをストロークする技ね）を結構真似したものだ（ベースで）。しかし、お約束的に右手の指は弦で切れてしまい、血みどろになったっけねー。それで、「ピート･タウンゼントは凄いなｧ、あれだけのパフォーマンスを難なくできているんだもの！」と感心したものだったが、後日、このウッド･ストックの別アングルフィルムを見たんだけど、彼もかなり右手を真っ赤にしている事が判明した・・・なぁんだ、あやつも指を切っていたのか、仲間じゃ〜ん♪（おいおい）。しかも、演奏を後でかぶせているし、それって反則じゃ〜ん♪ま、いいけどね。ステージングに華があるから許す（笑）
元祖壊し屋のピート･タウンゼント。実は彼も先日ブログったフランク・マリノ同様、ギブソンのSGを使っておりました。んが、しかし彼は、そのSGをステージの度にぶっ壊し、挙句の果ては「世界中の殆どのSGは俺が壊してやった」なんて、得意気に話しをしていた事がある。そのコメントを読んで、SGに憧れていた私は、ややピート･タウンゼントが嫌いになりました。
（おまいのおかげで、SGが高価なギターになっちまったんだよーっ！！）ってね（＾＾；
そうそう、アメリカンで思ったんだけど、この当時は米国を「America」と言う人が多かったと思う。最近だよね、「USA」と言うようになったのは。（違うかな？）
だってさー、GFRだって「アメリカン･バンド」とかなんとか（「アメリカン･ウーマン」から数年後の当時）歌っていたじゃないですかー。
↓
Grand Funk Railroad - We're An American Band
この曲も相変わらずイカしてますな〜。数ヶ月に一遍は聴いておかなければイケません。
ドラムスの人、カウベル叩きながら歌うあの荒っぽさ、ワイルドで多摩乱です。
『すいっ、すいっ、こぉにぃ〜♪』←（この部分が特によろしい。）
あ、そだ、「America」というモロのネーミング・バンドもあったさ〜。
「名前のない馬」でしたっけ？
個人的には「今日がその日（Today is the day）」っての方が物凄く好きだったなー。
America - A Horse With No Name
寂しい響きだね〜。
っね〜！？
こっちの方が、爽やかでしょ？初夏でしょ？朝っぽいでしょ？午前の日差しが降り注いでいるでしょ？
もう、この響きがいいじゃないですか！
歌詞の中に「Come home to me now」みたいな部分があってね、当時、このフレーズの部分が故にコカ･コーラのCMに起用されると予想していたんだが、見事に外れてしまったっけ。何でそう思ったんだろうな？先入観だよね、それって。
ちなみに、この曲が売り出された当時、世間では「ビューティフル･サンデー」なんて歌の方がめっぽう売れておりました。私には不思議でならんかった。なんたらブーンめ！（＾＾；
