オリジナルがいい!?

「やっぱりオリジナルの方がいい。」
そう思って、Youtubeにしても『cover』となっているものは意識的に外してきた私。


 ところが、世の中、カバーはカバーでも「カバーの方が良かったりする」ケースってのがたまにある。そういうのに気が付いたです。
いえね、それが解釈の違いとかアレンジの違いとかではなくてさ、あくまでも本人演奏をリスペクトしてて、「本人演奏を丁寧にトレースする」という技においてカバーが良い場合があるんですよ。コピーではないんだな。ヘンだと思うでしょ?
でもあるんだ。


どういう場合かと申しますと、…ジミ・ヘンっす。ジミ・ヘンドリックス
 彼が発表した楽曲の数々って、当時、録音技術の甘さなどからダイナミズムをもっと表現できたはずなのにそれができなかったんじゃないか?…というのが多々ある(と思っている)んですよ。中でも「イージ・ライダー」っちゅう曲。これ、私がジミヘンでとても好きな曲の一つ。
 ちょいとヘンなイントロと本編リフに入った時のスピード感。いいんだよな〜。
これを「最近の録音技術をもって演奏を再現したらこんなに凄くなるんだぜ!」ってのがあるんです。凄いでしょ?
「ヘンドリックス・リロード」と言うバンドの演奏するそれなんですがね、まぁまぁ実に丁寧にオリジナルを大事に再現しているんです。
俺ならこう歌う、俺ならこう演奏する…というのではなく、オリジナルの演奏を丁寧に、しかも完コピというベタなやり方なのではなく、今風にトレースしてるところが心地よいんです。


Hendrix Reload - Ezy Ryder (Jimi Hendrix cover) - HD

色んなご意見があると思います。
「オリジナルを超えた」とか、そういう野暮な意見は持っておりません。
でも、彼らのイージー・ライダー、『あり』だと思ってるんですよ。


ちなみに、オリジナル
Jimi Hendrix - Ezy Rider