LUSHって知ってます?そこのシャンプー、買ったんだけどね。


 先日、「LUSH」というお店で石鹸の買い物をした時に「サンプルです、よろしかったらどうぞ。」と、シャンプーとコンディショナーのミニボトルを一つづつ頂戴した。

 自分のイメージでは、LUSHの商品は非常に香りが高く、ものによっては「度を越しているのではないか?」と思えるくらいヘヴィな傾向がある。選択を誤らなければ、非常にアロマテラピー的で素晴らしい体験ができるのだが、逆に触れるともうトンデモナイことになってしまう。つまりここのは『気分良い』のと『アブナイ』のとが共存しているデリケートな商品群なのだ。それだけに「サンプルですから」と頂戴しても直球で喜ぶことはできなかった。

 とは言え、只で貰えたのは頗る嬉しい。早速お風呂で試してみることに。そしたら、猛烈に衝撃を受けた。問題とされる香りは殆ど気にならず、それより何より、その仕上がりに驚いてしまったのだ。
「軽い」のである。「すっきり」なのである。何だか今まで気がつかなかった頭皮の中に潜んでいた油分のようなものとか、髪の痛みとかがすっきりと解消されたようなそんな爽やか感がやってきたのである。
 商品名は「アイラブ・ジューシー」(シャンプー)と「ハッピー・ハッピー・ジョイ・ジョイ」(コンディショナー)。なんちゅうか猛烈にふざけていると言うか、エロいというか、いい加減というか、そんなネーミングなんだけどね。でもさ、
『こいつはいい!』
妙に確信したね。
今度から、このシャンプーとコンディショナーを使うことにしよう!…そう、心に決めた。

ほんで早々、お買い求めに行ったのであります。
それまでお値段をあんまり意識してはいなかったのですが、商札見て目を剥いた。
…そりゃね、普段からヘアケアに資金投下してらっしゃる方にはごくフツーの価格設定かもしれませんがね、100gのミニボトル、各々一本づつ購入して2,300円ってぇのは、私の今迄のヘアケア史の中では最も高額なのでございますよ。

暫く唸ったけど、折角足を運んだ(じゃった)ことだし、ともかく先ずは買ってみることに致しました。





ところで、今迄自分が使用してきたシャンプー・リンスって、どんなだったろう?
思いつく限り列挙っ。


「エメロン」
確か自分の記憶では、このシリーズのリンスが、従来の「お湯で溶かして使うリンス」から、直に頭につけるタイプへと新しい局面を打ちだしたものではなかったかと思う。そのクリ―ミィさがたまらんかった。


「シャワラン(ビューティー)」
いや、別にピンク・レディーが好きだったわけじゃ…。嫌いじゃなかったけどね。


「エッセンシャル」
『キューティクル』っちゅう言葉はこのCMで教わったんだわさ。
個人的には林寛子の「毎日シャンプーしてもいいくらい!」ってののバージョンが更に好みであった。(^^;


「メリット」
なんたって『ジンクピリチオン』配合だ。
ジンクピリチオンって何だか知ってる人〜!? ね? でしょ? だから「ジンクピリチオン」の前にはただただひれ伏すのみなのよ。
謎の「ジンクピリチオン」。「ジンクピリチオン」ってんだから、効くに違いない!
なんかエッジの立っているその響き(ジンク!ピリ!チオン!)が、「びしっ!」と効くようなイメージがあるんだな。
知らないものの名前って妙に凄く説得力がある。いや、説得力じゃないな、押えこみのパワーがあるよね。だから暫くは信じてみることになるわけさ。
『モイスチャー』とかいう不思議言語もありましたな。「モイスチャーリンス」と「ただのリンス」の違いってあれからン十年たった今でも理解できていません。


「LUX」
なんか、巻き舌で「スゥーパ、リィッチ!」とか言いたくなるよね。
だって「スーパーリッチ」なんだもん。「スーパー」に「リッチ」なんだから、向うところ敵なしでしょう。
時代もだいぶ過ぎました。「ジンクピリチオン」の妖力も大分弱まってきまして「スーパリィッチ!」です。この誰もが知ってる平易単語説得力が、誰もが知らない不可思議単語説得力を上回ったのである。革命さ。


「パンテーン」
今回のLUSHに至る直前まで愛用していたシリーズがこれ。
何気に上記のシリーズよりも若干高額商品だったんです。



あ、あと、サンスターの「トニックシャンプー」とか資生堂の「スーパーマイルドシャンプー」なんてのも経験値があるっけ。。。





とはいえ、今回シフトした「アイラブ・ジューシー」と「ハッピー・ハッピー・ジョイ・ジョイ」(言いにくいなー)。
今までのシリーズと比較したら、何倍の資金投下になるんだろう? 
(パチパチ…む?)5倍以上。
…結局は、いつまで続く事でしょうな、それが当面の問題です(^^;