夢を見た

その日、私は何を思ったか最近気になっている女性(以下A子)を誘って、二人してデートよろしくライブハウスに向かった。リアルな世界では全く知らない人だ。

会場はそれ程混み合ってなく、適当なテーブルを見つけ私たちは腰かけた。
ふと、私の背後に別の女性が腰かけた。何食わぬ風をして振返ると、そこにはかつて付き合いかけてた女性(以下B子)が座っているではないか。この人、リアルでは昔、私が思いっ切り振られた存在。
相変わらず煙草の煙を私に吹き掛けてくる挨拶流儀のB子だ。
「久しぶりね、元気?」
「うん、きみも元気そうだね。」
「まーね。」
そう言いながら、私の顎を右手でなぞったりする。。。まんだむ。

一緒に出かけたA子の方はと言えば「お知り合い?」と上目づかいに私に聞いてくる。「うん」…と、淡白に返事。

するってぇと、今度は知らぬ大男がやってきて、A子に声掛けてきた。
「なぁ、よぉ、駅まで俺を連れてってくれねぇか?」
ビビるA子。「知ってる人?」と聞いたら、首を横にぶんぶん。しかしA子の目線は妖しい。

…ふむ。

「貴方だれです?」私が大男に聞く。
「ちっ!知り合いかいっ。なんでもねぇよ!」そう言いながら去っていく…んだが、距離を置いて別のテーブルに腰かけ、じっとこっちを見てるんだよね。

その大男に誰か、女性(以下C子)が近づいて行った。
よォく見ると、これまた私の記憶の彼方にある女性(という設定っぽいが、リアルでは知らない人だ)。ン10年ぶり的な久しぶりさ加減なんだけど、わかるんだよね。なんでかな?それが夢の恐ろしさね。。
そこで、手元のコースターとナプキンを組み合わせて紙飛行機を作り、羽根の部分にマジックで『久しぶりだね、元気?』と書き込んでC子に向かって投げたりする私。
それを受け取って、C子はこっちを向いて「ぺろり」と舌を出した。
大男、その様子を見てキレてこっちにピストルを向けてきた。

どっしぇー!

『パン、パン、パァンッ!!』

渇いた銃声が轟く中、私は一緒に連れてきたA子の手を取り逃げ出した。案の定、追いかけてくる気配がしてくる。
振り向いてみると、追いかけてくるのは男ではなく、煙草の彼女(B子)だったりする。

なんなんだ、これ?

後ろから聞こえてくる言葉は「ねぇ!一緒にどこか行かない〜!?」である。

へぇぇぇ!??

で、目が覚めた。激疲労困憊。なんか、欲求不満なんかな?>我。
一貫性がないというような自分の行動パターンは、夢とはいえ実に情けないし。




…とは言え、最近「俺、もしかして枯れてきちゃったんかなぁ?」と黄昏気味になっていたので、ちっとは現役のカケラがあるらしいと嬉しくもなったりした。




いずれにせよストレスって、やーですよね。(^^;