ハードロックバンドの「Nightvision」をもちっと語ります


暫く心酔しているヘヴィ・メタル・バンド(個人的にはハード・ロック・バンドなんですけど)の「Nightvision」。
ここのバンドの楽曲ね、色々聴けば聴く程に其々に味わいがあって、面白みが入ってるんだよね前回は「Nowhere To Hide」と「So Many Lies」を紹介したけれど、今日はこれ
 ↓
Nightvision - Nightmare


いやぁ、やっぱすごいわ。かなり好み。
キメのリズムワークとかとってもとってもツボです♪


このバンドNightvision、流石ブリティッシュのバンドだけある。
重さがとても素敵だし、破壊的なサウンドなどを繰り出してるけれど、その一方で伝統的スタイルをちゃんと醸しているんだよね。だから、(私には)非常に聴きやすい。

彼らは「Diamond Head」とか「Fozzy」とか「Blaze Bayley」のサポートをしていたと言われているけど、これらのバンドらと比較する限り、充分に存在威力を発揮したと想像に難くない。

ナイトヴィジョンのボーカルはただ吠えるだけ的なデス系のそれとは異なるし、叫ぶ的のラウド系とも違う。むしろ往年のハード・ロックに通じる「歌う」がある。そしてその上でデスったり、シャウトったりする。こういうのってとっても大切で、何時から「歌う」ハード・ロックがマイノリティになってしまったのかと改めて感じてしまった。

そうね、昔はちゃんと歌うのが最初にあって、それが若者の支持を受けたけど(それでも、小中高の音楽の教員の中には「騒音」と一刀両断していた了見の狭い奴が多かったが)段々そういうエネルギッシュなのは「もっと強く」「もっと激しく」とエスカレートして、いつの間にか叫ぶことや吼えることに重点が置かれるようになってしまった感があるなー。当然の帰結のようで、実はそれは物凄く薄っぺらい方向に行ってしまったような気がする。

それが最近はちゃんと戻るべきルーツと言うか、「基本を応用する」と言う正しい方向に流れているのが散見されるようになってきた。嬉しいですわ。

歌が上手か下手かは、妙なところで露呈してしまうケースがあるよね。例えばチャリティものコラボ企画。かつての有名どころでは「USAforアフリカ」だっけ?「ウィ・アー・ザ・ワールド」。あの作品に参加されたボーカリストたち、一曲をパーツごとに歌い分けていたけど、上手い人と下手な人の差が思いっ切り出てたっけ。(誰がどうとは言いませんけど)

でね、この手のロッカーって「ロックって吼えるの専門だから、上手い人っていない」みたいにばっさり切っちゃう人がいるけど、実はそれでいて「ちゃんと歌ったら物凄く上手い」ってのもいるんですよ。

で、ナイトヴィジョンのボーカリストがちゃんと歌ったら上手いかどうかだが…それは聴いたことが無いので分かりません(^^;
でもね、「歌う」事の大切さを分かってると思うし、歌っておりますよ。そこんところは間違いないw
ライブのクリップを見ても、音を外していないもんね。大したもんだと思ってます^^;


by<のんき>