モノクロームは「単色」なれど

 財宝神としてのその存在は、


 河神である存在でもあり、


 穀物神でもあるばかりか、


 音楽神として琵琶をも奏でる。


 実に多岐にわたる神様だ。




そういや、


「この世」と「あの世」という分け方がある。


よくよく考えると不思議な表現だな、と。



 「この世」は分かるが「あの世」と言う表現は、


 何だか既に知っているかの如く「あの」という。


 まだ行ったことのない将来の世界なのに、


 実はもう既に行ったことのある、


 それは過去の世界でもあるのかもしれない。




人生も多岐にわたるということか。


解釈は多くとも唯一無二の己なのだから、


足元はしっかりと見つめながら活きていこう。


そう思っている。