The Musicと言うバンドの話だよん。


 このバンド、2000年代に急激に頭角を現してきましたよね。こと、我が国においては例のフジ・ロックフェスでの存在感が強烈で、「フジロック好き=The Music好き」みたいな位置づけまで出来上がっている風がありますな。


 もっとも、僕自身はフジ・ロックは今まで一度も行ったことがない。ので、上記等式のウラは取れていないんだけど、それにしても、彼らの音楽をPVなどで観ていると「あぁ、このバンドのライブ、かなりはじけるに違いない」と確信しちゃう。


誰かが言ってました。


「The Musicは踊れるツェッペリンみたいでかっこええです。」


これ、実に名言だと思います。


The Music - Take The Long Road And Walk It


このバンドのサウンドには、ツェッペリン的な重さはそれほど感じないし、打ち込み系のデジタルな匂いもある。まして、ギター・ソロなどの部分はほとんど無いし。。


しかし。


ツェッペリン風味が確かにある。


 それって、ひとえにボーカルの声質というのがあるのかもしれないけれど、それだけに非ず、UKのバンドであるが故の独特の質感、ギター・ソロはなくともギターのリフに見え隠れするペイジ風味、そんなのが混然一体になっているような気がするんだよね。
でもって、ダンサンブルってんだからえぐい。
嫌いじゃない(^^;


The Music - The People
 ↑ 
彼らの人気を不動のものにしたのがこの曲。
2000年頃の話だから、「最近なんだよね」なぁんて思ってるのは私ぐらいのもんだろう、もう一昔前じゃんけっ。
ほんと、歳食ってくると時間の経つのが早くてかなわん…(汗



さぁて、そいじゃまぼちぼち、ツェッペリンの復習でもするかな…おっと、違うな。
家に帰ったら、ジェフ・ベック先生のベースの音取りしなくちゃ(…わたくしごとっす)
(^^;;



どの時代の音楽をどのタイミングで聴くかによって、同じ音楽でも聴こえ方はまるで異なる場合があります。


小説で言うなら「雪国」なんか、さえたるものだ>私の場合
「雪国」は読み返しの回数では数年のスパンを開けて、4〜5回は読んでるけど、その度に受ける印象が変わってくるんだよね。

で、ツェッペリンとかジェフ・ベック
これがまた印象が変わるんですよ。ツェッペリンの「dancing days」とか。
この間なんか、ベックの「Where were you」聴いて、涙出そうになった。
昔は、(へんちくりんな曲だな〜)みたいな感想だったのにね。(苦笑)


どうやら感性は、時間とともに変化し、深みと奥行きが出てくるのかもしれません。
見えないところ、聴こえないところ、そういう微妙な空気感の琴線に触れることで、新しい味を知れるようになるのかも。。
(あ、涙腺が弱くなるってこともあるか…笑)