「Stream Of Passion」ヨーロピアン・ゴシック・メタルの話

 オランダ発にして、ヨーロピアンなゴシック・メタル・バンド「Stream Of Passion」。ここの女性ボーカルは美声の持ち主なのよね。ウェット系です。

 サウンド的にこの辺りになると、北欧のゴシックとは、同じ「ゴシック」でも趣が異なってくる。
 どう異なってくるかと言うと、中々上手く説明できないけれど、ヨーロピアンヨーロピアンしてくると「古城を取り囲む牧草・山岳地帯」とか「霧のたちこめる湖」とかをイメージしてしまう私。一方、北欧ゴシックではファンタジックな世界に「氷河」とかをイメージする。
極めて主観的の偏見〜…(^^;だな。


お国柄によって、キーワードって変わってくるよね。
日本の演歌が日本海と居酒屋と和服であるように。  ちょっとすべったか・。


 加えて、ヨーロピアン・タイプのゴシックの場合、北欧のそれと比較すると、直球の度合いがかなり壮大になるイメージがあります。善し悪し云々ではないんだけれど、例えば北欧代表の「Nightwish」辺りは、オペラチックでシンフォニックなサウンドを醸しつつ、直球勝負の部分ではかなりエッジが効いてくると思う。代表的なのが「Nemo」。


これに対し、ヨーロピアンなゴシックになると、直球の部分でもシンフォニックな流れは雰囲気をかなり残す傾向がある、と思う。今回ご紹介の曲「Out In The Real World」でも個人的にはそんな印象がある。
 「Nemo」とほとんど同じピッチの8ビートなんだけど、妙にStream Of Passionの方がシンフォニックで広がりのあるイメージがあるでしょ?
 Nightwishの場合は、もっと突っ込んでくるビートで、ドラマチックさを演出する方向がある。
「抒情」の表現方法が異なるんだよね。これ、民族性みたいのがあるのかもしんない(そうじゃないかもしんない・・・苦笑)。


あ、私ったら、どっちも好きです、あしからず(^^;
Nightwishのドラマ性を感じるNemoも大好きだし♪
(むしろ、パフォーマンス的にはNightwishの方が好みかな?・・・)



さて、それはともかく、「Stream Of Passion」。
ここのメインを張っている女性ボーカリスト、どうです?
「そういう系女性」のファンにはぜひお勧めしたいですわ。
大正ロマン的でもあり、印象派系美女的でもあり、これでロック歌っちゃうもんね。
しかもゴシック的にロックロックしてるし。。。いやぁ、好きな人にはたまらんでしょう?
そうじゃなくたって、シンフォニック系のロック好きにもお勧めですわ。


…あったよね? こういうタイプの絵柄の女性のポスター。
大正風の、ビールかなんかのポスターなんだけど。。。あれにドンピシャなカットが本編中にあったでしょ? (35秒目くらい)。


狙ったとしか思えないんだよな〜(・・・誰も見てくれなきゃ狙いようはないか)(^^;



え?


私?


んーとね、ヴィジュアル的には、じっくり観るほどに酩酊するパターンだ、これ(笑)


やばいわ。「そっち系」で決められちゃうと、対処の仕様がわからなくなるなー。




企画ものバンド「Stream Of Passion」、出来るだけ継続してほしいバンドの一つです。