Paola Venturini(パオラ・ベンチュリーニ)


またぞろ紹介、凄腕ベーシスト。
「パオラ・ベンチュリーニ」姉御です。


 これまた女性、イタリアーノですぜ。トレビアーン!ですぜ、カプチィーノ!ですぜ、ボンゴレビアーンコ!ですぜ、アストロヴィスタ!ですぜ。
プロント、プロント♪
 分かっている(イタリア語)はこれだけな(私な)んだけど(論点違)、まぁまぁインパクトの大きいことと言ったら、先般紹介したベーシストタルちゃん、エスペランザ先生同様、今回のパオラ姉御もいい勝負。


…しっかし、時代は変わったもんだよね。


 ベースの世界でも女性の進出は目を見張るものがあります。それも、そのへんのガールズ・バンドにいるようなルート弾きしかしない(出来ない)ようなのではなくて、限りなく「本気」のベース・プレイ。
 私は女性ベーシストは「スージー・クアトロ」に始まり「スージー・クアトロ」で完結と思っていたが(古っ)、まさかこんなに進化したカタチで様々な新進気鋭のベーシストがこの世に登場してくるとは思ってもいなかった。
生きてみるもんだし(^^;


で、パオラ姉御なんですがね、彼女、ベースをギターのように弾いてます。
それ、ベースなんですけど、ベース。
ベースでスティービー・ワンダーの『I Wish』を演っちゃってます。
サンプリングしてコード・ワークを重ねて、弾き語りまでやっちゃってます。
最初、ピックでベースラインを弾いているシーンでは、「お、中々やるじゃん!?」程度で聞いていたのですが、何か、スイッチを押したら(踏んだら)ピッキングのベースラインはそのままサンプリングされていて、それを繰り返して流しながらコード・ワークをしはじめた。この時点で私の感想は、


「お、中々やるじゃん!?」→「すげぇぞこりゃ!」 になった。


そしたら今度は、歌い出す始末。これで私の感想は、


「すげぇぞこりゃ!」→「そこまで演るんだったら、ギター、弾きなさいって!」になった。


いちいち味がある。
多芸極めてるぞ。


Paola Venturini (Solo) - I Wish


パオラさん、凄いのは充分にわかりました(^^;
もはやベースをベースとしていませんがな…
それでいいんか〜?


ま、いっか。それもひとつの芸風だわね。




私も何か独自芸風が欲しくなってきたなぁ・・・あ、ベースに限らず、ね(苦笑)