「江戸検定」興味あり

以前からその存在を知らなかったわけではない。
でも、あんまり注意しては見てなかっただけなんですが。。

江戸検定(正式名;江戸文化歴史検定)」

この度、ひょんなことからそのサイトに訪れる機会に恵まれました。
ふむ、なるほど。
日本史を含む「暗記もの教科」には点が取れなかったせいか、苦手意識が強いんだよなー。受験の弊害かな?・・・なもんだから、全くアウトオブ興味だったんだけど『日本人として、やはり自国の歴史は知っておくべきでしょう!』と、最近は思うようになってきた私。
司馬さんの本を読んでるせいもあるかも知れないが、それより何より、日本史とかを「暗記もの教科」と位置づけせしめた当時の「教え方」にも問題があったんじゃないかなー?…なんてね。他人のせいにするし。
いやいや、それよりなにより「日本史」などと「距離を置いた表現」ではなくて、「国史」と表現すべき教科なのではないんかな?これ・・・そんな風にも思う。
なんで、もっと早くにこういう意識が芽生えなかったんだろう?
そしたら、国史とか世界史とかにもっと前のめりで勉強できたと思うんだけどなー。出来なかったかもしんない。

さて、件の江戸検定は3級から1級まである。
過去問題やら練習問題を見ていると、中々興味を覚える内容だ。
ちょっと抜粋、皆さん解けるかな?

<3級レベル>
蘭学者緒方洪庵(おがたこうあん)が大坂に開いた蘭学塾は、門人に橋本左内(はしもとさない)や大村益次郎(おおむらますじろう)らがいます。また、漫画家手塚治虫(てづかおさむ)の曾祖父にあたる手塚良仙(りょうせん)も、この塾に学んだ蘭方医でした。さて、この塾の名称は何でしょう?
い)鳴滝塾(なるたきじゅく)  シーボルト
ろ)順天堂(じゅんてんどう)  堀田 正睦
は)適塾(てきじゅく)     
に)懐徳堂(かいとくどう)    大坂の豪商たち(備前屋吉兵衛、鴻池又四郎、他)

<2級レベル>
商品などを買う気もなく、見るだけの客を「ひやかし」といいます。この言葉の由来は、あるものをつくる職人が、工程の合間をぬって吉原をぶらぶらしたことにあります。では、その職人がつくっていたものは、次のどれでしょう?
い)今戸焼  ×
ろ)佃煮   ×
は)浅草紙  
に)浅草海苔 ×

<1級レベル>
慶応3年(1867)4月14日、29歳で下関に没した幕末の志士、高杉晋作の辞世の句は、次のうちどれでしょう?ただし、下の句は死の直前まで看病にあたっていた野村望東尼の作といわれています。
い)身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも とどめ置かまし 大和魂    吉田松蔭
ろ)おもしろき こともなき世をおもしろく すみなすものは 心なりけり  
は)世の人は われを何とも ゆはばいへ わがなすことは われのみぞ知る 坂本龍馬
に)君が為め 尽くす心は 水の泡 消えにし後は 澄みわたる空      岡田以蔵

 正直、私は当てずっぽうでどの級も勝率3〜4割程度。ちゃんと資格を取ろうとするなら、勉強はやはり必要っすな。(どの級も勝率が似通っている…ってのが趣ある。)

今年の試験は11月に予定されているようで、主なテーマが「幕末」。

うひー。
それってば中学高校の頃、「授業では追いつかないので、各自自習しておくように」と御触れが出た領域だ。(それだったら1学期で「古代」をもっと早くに切り上げなさいよ!ってね)
ともかく、幕末メイン。さすが龍馬の年だけある。

ちょっと脱線。昔の単位で「貫」ってのがあったよね。化石用語になってしまったけど「百貫デブ」なんて表現もあったっけ。このあいだのガロン・パイントじゃないけれど、日本の「尺貫法」ってのも複雑だ。だがしかし、日本の風土に即した単位である以上、「なんたらスタンダード」も重要だけれど、残すべきところは残してってもいいんじゃないかな? そう思いました。



江戸検定で、資格を取りますと、それなりのご褒美が用意されている
それがまた心ニクイというか、シャレてる。
この、惹かれ具合が微妙なところが、オツですな。



ちょっと勉強してみたい気になっている。
今のところね(^^;