生演奏ってのは良いもんだね

えー、ただいまワタクシ、放心状態でございます。
本日は月末の甚だ繁忙日なのですが、放心状態でノーリツが上がっておりません。
もっとも、いつもノーリツが悪いので今更どうこうならんのですがね・・・(^^;


実は先週末、イベントで物凄く久し振りに楽器(ベース)を携えてステージに立ちました。
バンド演奏ってやつですな、「おやじバンド」とは言わせない意気込みでしたのさ。
本番までの期間、個人練習は中々ままならなかったけど、なんとかある程度の復旧は出来た状態で臨んだと思ってみます。


…うぬ。


テヌートに粒を揃えて演奏する術を取り戻してきたと思っていたけど、いやはや、本番でガツンとイケた部分は半分くらいだったか。『バンド演奏は舐めてかかったらだめだっぺよ!』の模範になりそうだった、あぶねぇあぶねぇ。お客様の皆様ごめんなさい。


でもま、そのへんのとこ、ひっじょーーに悔しいけれど、実は楽しかった。
色々ミスったけど楽しかった。
それが本音だー。


ステージで緊張してはいけないとアルコールを飲む。そういうのって、昔はあんまりしなかった事。飲むのは演奏後が基本でした。そういう意味では充分「おっさん」になってしまった私。嗚呼、酒が美味い(^^;


本番前、ギターの友人は「酒を飲むと、脳の指令がジャストで指に到達しないから飲まない」と言ってた。なるほどごもっとも。確かに、数日前、酩酊状態で家に帰ってきて個人練習したら、オリジナルの曲がめっぽう速く感じて、ついていけなかったのを記憶している。


一方では、前日べろんべろんに酔っ払って二日酔い状態のドラムさんがいる。手が攣り、足も攣ったりして、満身創痍だけど本番には調整図ってくる気合充分の情熱人情派がいる。こうゆうの、好きだわ。


もう一人のギターさん、物凄くクールに収めていると思ってたら、何のことはない、これまた二日酔いでクールらしい。でも、演奏、淡々とバッチリなんだよね、すごい。


ボーカルさんは二日前に泥酔の為、前日は飲ま(め)なかったとの由。うーむ。。。それで傷を負っているけど、抜ける声は現役のまんま。


それぞれがどういうカタチにせよ、酒がキーワードになっている。バンドの存在の背後に酒がある。若い頃はそれもひとつの「ロッカーの証!」だったが、歳を重ねてからの酒は「おっさんの証!」に進化しているぞ。


よし、ともかく『ほどほどのレベルで飲みは抑えておきましょう』。


そう心に決めて、「程程」に飲んだのがビールをグラスで数杯、ジントニック2杯、ハイボール1杯。。。きました♪(なぜって、本番数時間前に既にひっかけていたから・・・笑)
わはははは、縺れる縺れる、気分サイコー。


バンドの演奏ってね、演奏中に他のメンバーとアイ・コンタクトを取ってタイミングを合わせたり、ノリをシェアしたりする瞬間があるんです。それこそが「バンド演ってよかった!」の瞬間なのだわさ。その体験が出来た。まさに宝です。


そして、「まれ」にですが、バンド全体が曲のビートにジャストに染まって、自分の音すら他人が弾いているように歌ってくれる瞬間がある。これ、至福の時なのですよ。その体験も(偶然にも?)出来た。いやぁ、嬉しかったなー。
下の曲のカバーで、一瞬昇天しそうになったですよん(^^;
  ↓
Fleetwood Mac - Blue Letter


この8ビートに時々酔ったです。
うん、カラオケってのも楽しいけど、演奏するってのも楽しい。
(緊張するけどね・・・苦笑)


そんなわけで、本日放心状態。
べつに燃え尽きたわけではない。これで燃え尽きてるようではいけません。
ただ、
疲れが抜けてない。。。おっさんの証明だな。(T_T