ベーシストの熱いやつがいい


Stanley Clarke - Rock & Roll Jelly

 スタンリー・クラークについてブログったのはいつの事だったか忘れちまったが、この人の演奏で物凄く大切なのは2曲です。
上記、「ロックンロール・ジェリー」と「スクール・デイズ」。
この2曲をしっかり聴き込めれば、スタンリークラーク・マイスターに認定してもらえるでありましょうぞ。そのくらいに重要な2曲なのであります。それで充分とも言う。


 まぁとにかく、ロックンロール・ジェリーにしろ、スクール・デイズにしろ、ちゃんと解説(ライナー・ノーツ)を読まないと、ベース・ソロの部分がギター・ソロと勘違いしてしまうのは請け合いだ。今でこそスーパーなベース・プレイヤーってのは多いと思うけど、それにしたって昨今のスーパー・ベーシストはタッピングとかフィンガリングの小技が冴え渡っていて、その実、強力なピッチングは「なり」をひそめている風がある。

 それに対して、このスタンリーさん、猛烈なアタックでピッチングしながらとんでもない速弾きを披露してくれるのだ。こういうプレイこそ「超絶」と言うのにふさわしいのだと思うね。うん。はい。
 かつて、スタンリーの真似して、あの「ドゥルルルルルルルルルルッ♪」ってな感じの速弾きを試みたんだけど、腱鞘炎になっちまってさ、「腱鞘炎になった」なんて言うのが恥ずかしかったもんだから「これからはピックの時代だよ」なぁんて息巻いたの・・・それ、私です(^^;



 ちょっと話、変わるけど、ルイス・ジョンソンのベース・プレイってのも、「これでもか」と言う程に、手がブンブン動いてベースギターのボディを引っ叩くようにしてスラッピングするんだよね。そのかっちょ良いことと言ったら!
「あんまり手(指)が動いていないように見えて、聴くと物凄く細かいスラッピング」とは一線を画している。
 かつてルイスの真似してさ、指に豆ができるどころか、爪を割ってしまって、手が血だらけになったの・・・それも私です(いかんなー)(^^;;;



 ルイスの過去記事の最後でアース(EW&F)についてちょいと触れてましたが、ここのバンドのベーシストってのもビジュアル的に強力なベーシストでしたな。
そう、やっぱりステージングには「華」がなければいけませんよね。
なんか、じわじわ〜っと内面が熱くなってきたぜ!


Earth Wind & Fire, Morris Pleasure and Verdine White - Bass Jam