大魔法峠:大菩薩峠 んー。


DMT.jpg大魔法峠 - OP 
http://www.youtube.com/watch?v=YIkAbiu86-I
 
 大魔法峠ってのを知りました。2001年にスタートしてたマンガらしく、もう既に本編は終了、続編も何回か行なわれ、アニメシリーズも作られ、それも終了しているらしい。結局、後追いで知った私なんですけどね(苦笑)。

 かわうい系の女の子「田中ぷにえ」、魔法出来ます、変なステッキ持ってます、妙なマスコットが傍にいます、ブリブリのややパラパラ風な振り付けで踊ります、ミニスカです、アップになるとウィンクします、ちょっとクルッと回って見せたりします。ま・・・あえて言うならマントがないくらい(^^; そんくらい、アキバ条件は全て満たしておいて・・・主人公踊っている、そのバックで金閣寺とか国会議事堂が燃えてるんですけどね。

 まぁとにかく、表向きは徹底的にかわいくあるけど、内面は腹黒く攻撃的にかなりコア。そこにこの作品の真髄があるようですな。きゃぴきゃぴと血みどろ、媚びと圧力、萌えと独裁・・・もうね、これ以上無い程にミスマッチを楽しむアキバ系を超えたマニア系だ。人間誰しもが持っているニ面性のようなものを、極端な「本音と建前」にパロって展開するこの作品、主人公(田中ぷにえ田中邦衛パロ)が魔法が使えないときは、自身の力で相手をねじ伏せる(結構、力でねじ伏せる時の方が多かったりする)。その技も凄い。そりゃ、いくらなんでも・・・ってなわけでして、ゴールデンタイムに放映できなかったわけだ。


主題歌の歌詞も、よくよく聴くとかなり危ない内容である。

「リリカル・トカレフ・キルゼムオール〜♪」

あんまり本編を知らないんですが、これって呪文の言葉なんです。
このカタカナ表記。可愛らしく舌っ足らずで歌っているけど、英語表記に変換すると、

「Lyrical Tokarev kill them all 」だ。

「叙情的な・トカレフ(銃の種類ね)・皆殺しにする」。

・・・おいおい(^^;



 そもそも、こういう破壊的な作品ってのは、遡れば「ダーティー・ペア」が先駆けだったんじゃないかな?かわいい系の女の子が、誤ってミサイルを発射してしまい、天体をひとつ破壊してしまって口にした言葉が、「あら、ごめんあそばせっ♪」だった。当時はそういう斬新さが過激過ぎて驚いたっけな。

それが今や、「大魔法峠」である(もう終わっているけど)。
このネーミング、ま・・・まさか!?連合赤軍系で有名になったあの場所からヒントを得たわけでもないだろう??(・・・得てるんかな?)。
はは、まさかね。
たぶん、往年の時代劇「大菩薩峠」から引張ってきたと思うんだけど、それにしたって、因果関係は全くないと言って良いな、たぶん。

http://www.dmm.com/rental/-/detail/=/cid=n_623daba0129/

ふむ、市川雷蔵さんって、かっちょえーわ!
ロッカー(パンク系)だね♪
コア系の役者さんだったと思う私。
やはり、大菩薩峠よりかこの人なら眠狂四郎じゃろう!

https://www.youtube.com/watch?v=rYchuVLdZ_Q

渋いっ!どこまでも渋く、ストイック!!
痩せ気味にして、ゆらりとシャープに斬る殺陣。
こういうタイプの役者さんって、最近見かけなくなったと思うなー、残念だ。
誰か新しいの、出てきてくれることを待ち望むぞな!