PASTAism

「PASTAism」…パスタ・イズムと読むらしい。

 日清製粉グループの日清フーズ株式会社は昨年の秋から、あの「マ・マー」ブランドの新しいコミュニケーション戦略として、パスタ・イズムというキャンペーン・スローガンを掲げています。ブランド・スローガンは『パスタは、人生を楽しくする』っての。
 こう言った戦略についての云々かんぬんはよく分かんないんだけど、とりあえず休日のTVCMでよく見ます。


 BGMにサンバのモチーフをアレンジした軽快なサウンドを配備し、踊るように、鮮やかに、爽やかにパスタ(料理)が画面全体に展開する。実に気分いい。
 このCMを見たからと言って、直ぐに「あ、パスタ食べよ」とまでは思わないけど、「パスタのある生活には輝きがあるな〜」と、まんまと戦略に乗せられてしまいそうになる。


それでもいいと思った。こんど、ペペロンチーノ食〜べよっと♪


 何しろ、ここんとこストレスを溜めてしまうようなネタが多くて気分も凹みがちだから、CMとかを見ていて気分がよくなるってのは純粋にオッケーなんだなのである。


 「PASTAism」は、同社によれば『食べ物が本来持っている美味しさやお腹の満足感けではなく、ひとを笑顔にする魅力、食卓の会話を弾ませる魅力、人生をハッピーにする魅力など、「パスタの周りにあるいろいろな魅力をひっくるめて楽しみましょう」』 という意味が込められているそうで。


なるほど、ふむふむ、そうかね。結構結構♪


 ところで、このCM、最後の数秒で『人物』が登場する。恋人同士なのか夫婦なのか定かではないが、パスタを囲んでお洒落にもワインで「かんぱーい(口パクでわかるね?)」をしている。
よく見ると、女性の方は口を尖らせてワイングラスに注がれているワインを飲もうとしている。まだワイン飲みが板についていない証拠だ。もしくはそういうクセを持っている女性だ。一方、男性の方は、妙にはにかんだように首をややかしげながらすすっとワインを口にする。こちらは板についていると言うか、恥ずかしがっていると言うか、ちょいと気障だ。・・・以上から判明するのは、男性の方が基本的にはワインを飲もうと誘ったに違いない。女性の方は「あらいいわね♪」と一発返事でOKしたというところだろうか。そういうわけで初々しくもぎこちないテーブルの景色となっている。多分そのうち、
「パスタだけじゃ、なんか、足らないね」
「ピザ、頼もうか?」
「あ、そしたら、ティラミスもいいかしら?」
「ワイン、2本目行く?」
「じゃ、赤で」
なぁんて展開になるんかな?
少なくとも、私だったらそうなるな(笑)




さて、小麦自給率10%のニッポン。

これでいいのか?

…よくないわな。
 服部先生ではないけれど、ここんとこの日本の食料自給率は40%前後をさまよっていると言います。この40%という数値。実は、「食料自給率がこれ以下になると、安全保障の観点から国家として危なくなるギリギリのライン」なのだそうだ。自給率が低いと言われているイギリスでさえ70%はキープしているんだよね。

 輸出入依存の大切さも分かるけど、自国のために自国のことを考えなければいけない時期に来てるんじゃないかな。

 ごはんたべよーっと♪
(食べるものいっぱい!)