夢を見た(エグザイルな夢だった)、怖かった。

夢を見た。


私、とうとう会社を辞めてフリーターになってしまったようです。しかも完全無職。
日々、残された備蓄を消化しながら過ごしていたです。
そんなある日、突然の来客がやってきました。


「失礼します。○○さんのお宅はこちらでよろしいですか?」


漆黒のロン毛、口ひげをたくわえ、妙に日焼けしている体躯の良い20代後半。黒系のスーツなんだが、何故か上は素肌の上にジャケットを羽織っている。そういう着こなし。むさい。


「ええ、そうですが。。」


そう私が答えると、彼が胸ポケから書状を取りだした。


「本日、貴方は『エグザイル』に採用されましたので、ご報告申し上げます。おめでとう。」


彼は握手を求めてきた。私は目が点だ。


「では、さっそくメンバーになるための儀式を始めましょう。上半身を脱いで下さい。」


「はぁ?」


「あれ?ご存じではないのですか? 我々のメンバーになるには男と男の印を結ばなければなりません。裸の胸と胸を合わせるのですよ。さぁ!」


さぁ!…って。。。


何が何だか分かんなくなっている私の事をまるで無視するように、ひとの服を破り去り、「むんっ!」とか言いながら彼はバンプよろしく胸を私に押しつけた。
キモイっ!…ってか、おまいは誰だ!?


「よし、これで契約は完了です。次回練習日は追って通知するので、ここで待機しておくように。但し、途中で抜け出すような行為は一切認められません。」


ちょっと待て、俺はそんな申し込みをした覚えはないど。


中途で逃げられないなんて…私の最も苦手とするスポコン体育会系のノリではないかっ!


ふと部屋の中を見渡すと、同居人らしき友人がいる。ニコニコしてるが、私知らないし。


「俺が申し込みをしておいてやったんだ。」


「なんで!?」


「面白そうだったから。」


ちょ、ちょっとまて、それだけの理由で推薦みたいなことをしたのか、こいつは。


いやいや、そうじゃない、なんで、俺なんかが採用されるんだ?おっさんだぜ?踊れっこないぜ、ってか、曲も知らんよ。それよりも芸風が違いすぎる。いや違う、そういう問題じゃない…あ、頭がこんがらがってきた。


「なんかさ、今度、エグザイルは姉妹グループの結成に乗り出したみたいなんだよ。それの企画じゃないのかな?エグゼクティブとか言うらしいぜ。」


はぁ?「流浪人」達が何で「重役」達をこさえるんだ?


わからん、まったくわからん。


ってか、さっきのむさい奴の汗が俺の肌に付着してるのが激しく許せん。


私は薔薇系じゃないわっ!!






…目が覚めた。


深層心理?
え〜!? 冗談言ってもらっちゃ困りますん。
そりゃね、弁天小僧菊之助ばりのイキってもんなら分かる気もするが。。(^^;
(違)